一週間経ってしまいましたが‥‥
名古屋市博物館でちょうど「マリー・アントワネット物語展」をやっていたので、いい機会なので見てきました。
写真は入場券と、池田理代子先生が描かれたアントワネット陛下。
展示は、アントワネットのオーストラリアからの輿入れの様子から、断頭台の露と消えるまでを、当時の絵画(肖像画・風景画・エッチング・諷刺画etc.)や品物(時計・メダル・小物入れ・扇etc.)で追っていったもので、かなり密度の濃い内容で、とても見応えがありました。
アントワネット陛下関連の展覧会ではお約束の“「首飾り事件」の首飾りの複製”と“復元した当時のドレス”も、ちゃんと展示されていました
アントワネットの御抱え画家だった、ヴィジェ・ルブラン夫人の絵画を見ることが出来てよかったです
但し、当時は評判が良い公式肖像画は、画家自身の手で何枚か縮小して複製したそうで(アントワネットが親しい友人への贈り物にしたため。)、展示してあったのは、オリジナルサイズでないのが多かったのが、残念でした
余談ですが、昨年春に東京で、ヴィジェ・ルブラン夫人の絵画の展覧会があったのです。
会場が丸ノ内だったので、観劇の帰りに見てこようと楽しみにしていたのですが、結局行けなかったのでした。
だから、今回、『エリザベート』の名古屋公演中に、このような企画の展覧会に出会えて、とてもラッキーでした。
“マリー・アントワネット=華やかなヴェルサイユ宮殿”という図式になってしまいがちです。
しかし、今回の展示では、当時のパリの風景画や社会情勢を顕した絵画やエッチングや、当時の書類や年鑑等も見ることが出来て、とてもよかったです
またまた、余談ですが‥‥
実は「アントワネットは夜な夜なパリで遊び呆けた」という記述をよく読んだのだけれど、“夜な夜なヴェルサイユからパリに通うのは大変だろうな”と思っていたのです‥‥
それが、今回、アントワネットはパリでお芝居や舞踏会を楽しむためにチュイルリー宮を根城にしていたとわかって、ちょっと嬉しかったりしています
展示品それぞれの説明文もわかりやすく的確だったので、見本も手に取らずに図録を買いました。
読み物仕立てになっていて、なかなか面白そうです
まだきちんと読んではいないのですが、かなり楽しめそうです。
名古屋のあとは、横浜で11月半ばまで開催され、その後はずっと来年の秋まで、西日本を巡回するようです。