明治座で、大地真央さま主演の『大江戸緋鳥808』を観てまいりました。
この場合の“808”は「はちまるはち」と読み、この数字は、江戸八百八町からきているみたいです
というくらい、予備知識もほとんど仕入れずに、観にいきました
原作は石ノ森章太郎先生。吉原の高尾大夫は、実は幕府の“くの一”緋鳥だった
という和モノの冒険活劇です。
なかなか面白かったです
一幕は、流れがスピーディーで「で、どうなるの」と観客を惹き付け、二幕はちょっと人情話風味に仕上げてありました。
ただ、話の畳み方がお約束というか、ご都合主義になってしまったのには、「ああ、やっぱりね」と、ちょっと残念なため息がでてしまいました
でも、“真夏に涼しい劇場でエンターテイメントをどうぞ”というコンセプトでしょうから、これはこれで良いのだと思います
眼福だったしね~
緋鳥&高尾大夫@大地真央さま。
相変わらずのオーラがさすがです。
きっぷがよくて、統率力もある姐さんでした。
お着替えは10着以上だそうですが、何を着てもお似合いで、どんなに豪華な衣装でも、真央さんが衣装を引き立てている感じです。
この人は真ん中の人なのね~とつくづく思いました。
長屋の大家さんのお藤@未沙のえるさん。
退団後、初の舞台です。
全く違和感がなかったです。
懐の大きい江戸っ子のおかみさんを、芸達者に演じていられました。
将軍家綱の息女、直姫@湖月わたるさん。
男まさりのお姫さまで、ずっと袴姿です。
言葉もほぼ男言葉。
現役のときそのままに、凛々しい若武者ぶりでした
町娘お七@貴城けいさん。お振り袖にだらりの帯の、大店のお嬢さん風。
おきゃんに可愛らしく演じていました
フィナーレが付いていました
20分ほどの日本モノのショーです。
踊り手さんたちを従えて、真央さま、わたるくん、かしちゃんが一曲ずつ唄います。
これが、どの曲もメロディラインが変わっていて、歌いこなすのが、なかなかに難しそうな曲ばかりでした。
そのあとは3人で一緒に華やか~
劇場に着いてからわかったのですが、アフタートークショーも用意されていました。
その日のゲストは、まやさんとかしちゃん。
おふたりとも、真央さまとの共演は、嬉しい勉強になる、と語っていました。
さらに‥‥
幕間に壁のポスターを眺めていましたら、秋の公演ポスターに、彩輝なおさんと桜乃彩音ちゃんのお写真が
明治座にもトップさんがどんどん進出しているのだなぁ~
何はともあれ、楽しい時間を過ごしました