夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エル ハポン ―イスパニアのサムライ―』

2020-01-28 22:29:31 | 宝塚観劇つれづれ
今年の初宝塚🎶✨
宙組公演です。
お正月公演らしいお花。




『エル ハポン ―イスパニアのサムライ―』


↑イスパニアの宮廷のセットです

作・演出が、大野拓史センセイということで・・・期待値が低かったのでした🙇
なので、「思っていたよりはいいんでない?」というのが第一印象。
後ろの座席のお嬢さんふたり連れが、「場面ごとに突っ込みたくなるけれど、まあ楽しいよね」と話していたのですが、まさにそんな感じでした💮

一応、公式HPの人物関係図を見て、開演前にプログラムをさささっと読んでから観劇しました。
以下、微妙にネタバレしていますので、お気をつけください🙇

カタリナ(星風まどかさん)に無理難題ばかり降りかかるし、治道(真風涼帆さん)には解決できそうにないし、観ながら、「いったい、この話はどこに着地するのだろう🤔」と疑問だらけだったのですが・・・
そうきましたか🙄
アレハンドロ(芹香斗亜さん)は、実はそういう人物だったのね。
もっと早くに正体を明かしていれば・・・と思わないでもないです。
イスパニアに残ることになった治道がカタリナの夫の身代わりってどうよ❔❕とも思います。
大野センセイ的には「ナイスアイディア💡」なのでしょうが、蒲田治道という人間が抹殺されるわけで😢
それに藤九郎(和希そらくん)だって残るわけだし・・・売られてきた日本人の女性たちだって今後もイスパニアで生きていかねばならないのだろうし・・・
アレハンドロが父である公爵に頼めば何とかなってスッキリするのにね🙂と思ったのでした。

いくつかの場面を割愛して・・・
治道とカタリナが寄り添っていく様子をもっと丁寧に描くとか(いっそのこと、三角関係に陥ってアレハンドロが身を退くとかでもOK✌️)、治道が日本に帰っていく仲間たち(仙台藩士たち)に別れを告げるとか、そういう場面が欲しかったです。

で、結局、この物語を動かしていたのは誰❔
最終的に何が言いたい❔
洋の東西を問わず、武術や剣術を極めることで得られる精神の美しさ❔

映像を使ったオープニングとオーバーチュア。
大野センセイは大河ドラマを作りたいのかしら?と思わせる始まり方です🙂

真面目で真摯な蒲田治道、アウトローでちょっとチャラいけれど頭の切れるアレハンドロ、自分の力ではどうにもならなかった運命に翻弄されるカタリナ、権力の後ろだてがあり傲慢なものの詰めが甘いエリアス(桜木みなとくん)など、みなさん熱演でした。
でも、最近の宙組の芝居のキャラって、固定化してますよね🤔

瑠風輝くん演じる西九郎という仙台藩士が、治道に恨みを抱く藤九郎を諭す様子や言葉が、良かったです。

また、英真なおきさんのドン・フェルディナンドが、巧妙な理屈を並べ立てるのだけれど、その憎々しさが上手かったです。

今回で卒業の星吹彩翔くんはフェリペ3世。
レルマ公爵に凛城きらくん。
さすがにふたりは芝居が上手く、政治の嫌いな国王とやり手の寵臣という関係が、出ていました。


宙組はちょうど一年前にも、大野拓史センセイのオリジナル作品に当たっています。
日本もののショー『白鷺の城』でした。
あれは「芝居仕立てのショー」ということでしたが、よくわかりませんでした。
今回は取り敢えず、ストーリーを追っていけて、心の中で突っ込みを入れる余裕もあったので、それで良しとしておきましょうか😛

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