昨夜も芋子と遅くまでお喋りした。
この子と、こんな風に仲良くなったのは、たぶん私の大学受験、芋子の高校受験が重なった96年の今ぐらいの時期。
それまでは喧嘩が絶えない姉妹であった。
一緒に県立図書館へ行ったり、
茶の間で一緒に勉強し、「寝るなぁ!寝たら死ぬぞぉ!」と、お互い励まし合ったりしていた。
桜の季節を迎える頃には、姉妹というより親友になっていた。
夜のお喋りは、底なし沼を思わせるほど、ズルズル途切れない。
大人になるにつれて、互いに抱える問題が切実で重くなっていることを二人とも感じている。
「じゃ、おやすみ」
互いの部屋に分散して布団に入る…。
「ね、眠れない…。」
昼ぎまで寝ていたのだから仕方がない。
生憎、マイスリーを持参するのを忘れてしまっていた。
携帯をいじったり、読書をしてみたが、睡魔は一向に訪れない。
「仕方あるまい」
私は真珠湾攻撃を決定した山本五十六さながら、母の寝室に向かった。
母は更年期障害で不眠症を患っており、長年ハルシオンを処方されている。
「攻撃物、ワレ発見セリ」
私は真珠湾上空にさしかかった零戦さながら、「ぐぁぁ~ご」と鼾を鳴らしている母の枕元にブゥーンと降下し、あっという間にハルシオンをせしめて撃沈した。
トラトラトラ、である。
(余談だが、真珠湾奇襲の際に「ワレ奇襲ニ成功ス」の暗号が何故「トラトラトラ」だったのか、ずっと疑問である。
虎だったから良かったものの、イボイノシシやテナガザルだったら、恥ずかしくて日本史の教科書に載せられなかっただろう。)
無事ハルシオンをゲットし、入眠できた。
効き目は、抜群。
「すっこ~んっ」と、眠りに陥った。
ママ、ごめんね!
そして、良いコのみんなは、真似しちゃダメだよう!!
この子と、こんな風に仲良くなったのは、たぶん私の大学受験、芋子の高校受験が重なった96年の今ぐらいの時期。
それまでは喧嘩が絶えない姉妹であった。
一緒に県立図書館へ行ったり、
茶の間で一緒に勉強し、「寝るなぁ!寝たら死ぬぞぉ!」と、お互い励まし合ったりしていた。
桜の季節を迎える頃には、姉妹というより親友になっていた。
夜のお喋りは、底なし沼を思わせるほど、ズルズル途切れない。
大人になるにつれて、互いに抱える問題が切実で重くなっていることを二人とも感じている。
「じゃ、おやすみ」
互いの部屋に分散して布団に入る…。
「ね、眠れない…。」
昼ぎまで寝ていたのだから仕方がない。
生憎、マイスリーを持参するのを忘れてしまっていた。
携帯をいじったり、読書をしてみたが、睡魔は一向に訪れない。
「仕方あるまい」
私は真珠湾攻撃を決定した山本五十六さながら、母の寝室に向かった。
母は更年期障害で不眠症を患っており、長年ハルシオンを処方されている。
「攻撃物、ワレ発見セリ」
私は真珠湾上空にさしかかった零戦さながら、「ぐぁぁ~ご」と鼾を鳴らしている母の枕元にブゥーンと降下し、あっという間にハルシオンをせしめて撃沈した。
トラトラトラ、である。
(余談だが、真珠湾奇襲の際に「ワレ奇襲ニ成功ス」の暗号が何故「トラトラトラ」だったのか、ずっと疑問である。
虎だったから良かったものの、イボイノシシやテナガザルだったら、恥ずかしくて日本史の教科書に載せられなかっただろう。)
無事ハルシオンをゲットし、入眠できた。
効き目は、抜群。
「すっこ~んっ」と、眠りに陥った。
ママ、ごめんね!
そして、良いコのみんなは、真似しちゃダメだよう!!
待ってました!!ゆざわ先生。さすがですね★
暗号電文だったのですね…。
動物の虎さんしか思い浮かびませんでした。
長年の謎が解けました。
ありがとうございます。
「マリコ」存じ上げませんでした。
暗号って面白いですね。
第三者が聞いたら「は?」と思わせるものではないと役に立たないことは重々承知なのですが。
笑ってしまいます。
そろそろ、林真理子の作品を読み終えますので、柳田邦男氏の『マリコ』、読んでみますね。面白そう。
レクチャー、ありがとうございます。