世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

祈りの海

2017年08月14日 22時28分49秒 | Weblog
一旦おさまっていた足の付け根にできた吹き出物が、再発。
地味に痛い。しこりも大きくなっている。
処方されていたリンデロン-VGを塗って様子を見るものの、ダメだったらまた皮膚科行きだな・・・。

天気は曇り、そして雨。
雨は厭だけれども、過ごしやすくていい。
肌寒さ、最高。
願わくばこのまま秋になってほしい。
灼熱の真夏日だと会社に行くだけでバテてしまう。

今朝の電車はとても空いていた。そう、世間はお盆休み真っ盛り。
私は普通に仕事だけれども。
事情があって、今日の総務室は私とパートさんだけだった。
彼女が帰った後は、ワンオペ状態である。
でも取引先もお盆休みなので暇だった。

制服返却の件で店舗の人から電話があった。
退職するらしい。
ああ、この人知ってる。
私が新卒で店にいた時に応援で来てくれた先輩だ。
とても優しかったので覚えている。
「あの節はお世話になりました」
と20年近く前のことを言ったら笑っていた。
ここ最近、知っている人が退職する事象が続いている。
あの人も、この人も。
そうやってもう何人もの人の背中を見送ってきたけれども、自分が去るときってどうなんだろうって考える。案外あっけなく去るのだろうか。

お昼は安定のサラダそば。



~ダナンの思い出~
★ミーケビーチ

ミーケビーチへと続く小路。


4日目、ビーチにて波と戯れていた。然程透明感は高くない海なのだが、白砂がビーチ感を増していい感じだった。

少し遠くで、音楽(爆音)を流してプチ運動会をしている団体がいた。
2つのチームに別れて、何かのゲームをして競っているっぽかった。




波打ち際では、ベトナム人、中国人、欧米人などが楽しそうに海と戯れていた。
日中は暑いので泳がずに、夜明け前と夕暮れ時に海水浴をするのがデフォらしい。
同じベトナム国内のハノイ・ホーチミンからの旅行者も多く、ベトナム人と思しき人が「ひゃっほう!!」といった様子で波と戯れているのを見ると、かつての自分と重なる。
私が幼少のころ、「海に行く」というと当然、お隣の県・茨城県の大洗海岸を指していた。今は高速道路があるが、かつてはなく、車で何時間もかけて行く場所だった、海という場所は。私は車酔いしやすい体質で、必ず何度か嘔吐した。でも「海で遊べる」という希望があったので、じっと吐き気に耐えることができた。したがって、海への憧憬は強い方だ。目の前にいるベトナム人もきっとそうなのだろうと思った。

ペンギン型ゴミ箱。



吉熊がビーチに描いたクマ。


浜辺に座り込む。風の音が耳をくすぐる。
目の前に広がる海は微かにオレンジとピンクを合わせたような色をしていて、もうすぐ日が暮れることを知らせる。
ピンクがかった波が高く盛り上がると、それに乗った多くの人の笑顔が広がる。
普段、私が会社と家との往復をしている間、ここではこんな時間が流れているのだな、と思った。

私が生まれる10年前に起こったテト攻勢で激戦地になったダナン。

繰り返す波の音に、笑顔の波が永久に続きますよう祈った。








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