世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

博物館に初もうで

2012年01月09日 20時59分34秒 | Weblog
東京国立博物館へ。

平成館の前の池を取り囲むようにして特別展「北京故宮博物院展」を待つ人々の列!
…まずは、本館を見ることにした。






入口のロウバイが甘い香りを放っていた。




東博のお宝が一気に見られるというこの企画。
「東京国立博物館140周年 特別公開」


「秋冬山水図」(雪舟)
教科書でおなじみだったあの作品!
小さくて地味なんだけど、奥行きのある広さを感じさせる。



「古今和歌集」
きみかため はるののいいてて わかなつむ…の部分を確認できた。
超感動。
→君がため春の野にいでて若菜つむわが衣手に雪は降りつつ
上質な紙にもうっとり。




「風神雷神図屏風」(尾形光琳)
風邪引いてまんねん!!






「長恨歌図屏風」(作者不詳)


こういう屏風って、隅々まで観ると本当に面白い。
人間模様とか妄想してしまう。

リア充。


女の世界。



「寝着」(江戸時代)
良く見ると、鶴の頭、首の部分に絞りの技法が使われている。
贅沢なパジャマである。



「十組盤のうち鷹狩香」
江戸時代のボードゲームといったところだろうか。



「源氏絵彩色貝桶」
合貝に用いる貝を収める箱。



「龍虎図屏風」(俵屋宗雲)



「能面泥眼」
こわいよ~!デジカメが顔認識するぐらいリアル。鬼女。



江戸時代の簪。





江戸時代の香炉。
優雅。



ふくさ。
畳半畳ぐらいの大きさ。豪華。



「冨嶽三十六景 凱風快晴」(葛飾北斎)
凱風とは、南からやわらかに吹く穏やかな風のこと。富士山が朝日に染まる様子。
おめでたい感じ。



「切符」(豊臣秀吉)
秀吉直筆の約束手形。



「賢愚経断簡」(聖武天皇)
仏教的な立場からみた賢者、愚者の寓話を収めた経典。
なんて綺麗な筆跡なのだろう。



「老猿」(高村光雲)
猿の指の関節に目が釘付け。あと、毛並みの精緻っぷちといったら。ため息もの。今にも動き出しそう。



続いて「天翔ける龍」のコーナーへ。
今年は辰年。
龍というモチーフで繋がったジャンルや時代の異なる77の作品。

「見立半托迦(龍を出す美人) 」(鈴木春信)
神通力。瓶から龍がこんにちは!



「和漢三才図巻 45.46」(寺島良安)


右側の龍、リンロンちゃん。超カワユス。思わずニヤニヤしてしまう。



「龍図屏風」(曽我直庵)
怖いんだけど、どこか飄々として愛らしい龍。



「自在置物 龍」(明珍宗察)




本館だけでも、見ごたえ十分。
お腹いっぱい。
とは言いつつ、やはり腹時計は素直で、先程からきゅるるる~と物悲しい音を発する。
美術鑑賞って、けっこう体力を使うのかもしれない…。

法隆寺宝物館1階にあるホテルオークラ ガーデンテラスでお昼ごはんにしよう。

魚のランチ。
薄い味なのに、上品な旨みがある鱈のスープ。
あまりの美味しさに、吉熊、絶叫。


デザートとコーヒー。



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2 コメント

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芸術 (隊長)
2012-01-10 18:12:46
芸術って、時間や文明を凌駕して心に響きますよね。
たまに思います、芸術家は実は未来からタイムスリップして来たんじゃないかと。

そしてそんな芸術に足を運べる亮子殿に乾杯♪
ちなみに今月14日の夜、旧友の結婚パーティーのため、六本木ヒルズに行きます。
亮子殿の近くまで行けるからある意味ワクワクさんです。
ばったり会えたら感動です。
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土曜日ですね (亮子&吉熊)
2012-01-10 23:22:26
隊長殿

>芸術家は実は未来からタイムスリップして来たんじゃないかと

そうですね。
全てを知っている、そんな気がします。

>ちなみに今月14日の夜、旧友の結婚パーティーのため、六本木ヒルズに行きます。

おお~。
土曜日ですね。
仕事がなければ、六本木まで馳せ参じるのですが。
結婚パーティ、楽しんできてくださいね♪
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