世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

サイゼリヤにて

2017年06月15日 00時01分51秒 | Weblog
両親が昨日の晩に「チーズフォンデュ」をしたらしい。






初孫と娘(妹・芋子)が東京に帰ってしまい、夫婦二人の生活が戻りつつある。
キャンドルの灯火、そしてそれを囲む両親の様子を思い浮かべたら、なんだか心がほっこりした。
二人でチーズフォンデュ用のフォークを使い、食材に煮えたぎったチーズを絡める母ヨーコと父クマパパ。


彼らは、LINEで送られてくる初孫の動画が何よりの楽しみらしい。
私が送るクマ画像なんて悉くスルーされっからね、マジで。

それにしても最近の甥っ子くんはよく笑う。
妹の呼びかけにも応答するようになった。
生まれて2ヶ月の人間の成長に驚きの連続だ。


両親の「チーズフォンデュ」の画像を見ていたら、私も今日は洋風な食べ物が食べたくて、夕食はサイゼリヤへ。

定番のミラノ風ドリアではなくて、今日はアラビアータにした。


唐辛子フレークをたっぷりとかけて、更にはタバスコもいっぱいかけた。
口内を炎上させつつ、汗をかきながら食するのである。



仕事は、今日も引き続き、机周りの整理をした。
懐かしい書類を見て「こんなこともあったなあ」と手を止めてしまう。
平成19年が10年前だということに衝撃を受けた。
10年前。
29歳だった私。
何していたっけ。
たしか必死だったような気がする。
周囲の
「結婚しないの?」
「いい人いないの?」
という問いかけに対する想定問答を常に考えていた。
押し付けられる他人の価値観に疲弊し、鬱になってパキシルを飲んだりしていた。

今はそんな問いかけをしてくる人はおらず、心を完全武装する必要性は低下した。
その結果、あのころよりも純粋でいられているのかもしれない。
変わらないことは、病めるときも健やかなるときも、吉熊がいつも私の横で笑ってくれていることだ。

そんなことをサイゼリヤで考えていた。



今日も一日を乗り越えた。
安堵のため息を漏らしながら帰宅をする。

明日は経営管理室在籍、最後の日。
有終の美を飾れますように。


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