世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

菩薩すぎ

2024年04月19日 23時57分46秒 | Weblog
4/19(金)
心療内科デー。
待ち時間3時間15分。長い。
その前に駅そばで腹ごしらえ。
最近、この時間帯の店員さんはモデルのように美人なお姉さん。
お姉さんは私を見るとネギを多めに出してくれ、お礼を言うとはにかむ。
そばの美味しさもさるものながら、このようなやりとりがたまらない金曜日の夜。



待ち時間はひたすら「ロリータ・ファッション」(嶽本野ばら)を読む。
もうほとんど読んでしまって、あとがきも読んだのだがなんだか切なくなってしまった。
僕がいなくなってもこの本は国立国会図書館に残る…この本を手に取った未来の君へ、みたいな「遺書」めいたものが書いてあって、未来(100年後ぐらい後)のロリータさんがこと本を手に取って「これが嶽本野ばらという人の文章か」と思うことを想像し微笑ましく思うと同時に、その頃には私も野ばら先生もたぶんいなくて、そう考えると切なくなった。

でも思い出は死ぬときに持っていけないからねぇ。
生きている間、精いっぱい「今を楽しむ」ことに集中しようという考えに至った。



さて、診察。
クマ医師、マジで疲れていた。顔が土気色。
こういう時はこちらも状況説明を簡単にするようにしている。
といっても最近、平和すぎて何の悩みもないのだが。

「次回、順天堂へはいつ行くのですか?」とクマ医師。
クマ医師は専門外の私の病気にも寄り添ってくれる。
治療の後遺症で皮膚炎がひどい私。
膿の塊がなかなか消えないので、今日はスマホ画像でその様子を見せた。
「あー、なるほど」とクマ医師。
順天堂へは来月行く予定なのだが、その際、皮膚科に寄って飲み薬も処方してもらうべきと助言してくださった。
飲み薬は塗り薬よりも効果があるらしい。
毛細血管を通してダイレクトに炎症を鎮めてくれると教えてくれた。

「先生、専門外なのにすいません」と謝ると、「いいんですよ」と笑ってた。
クマ医師、菩薩すぎ。

今日はお薬、なし。
0時近くに帰宅。サッとシャワーを浴びて寝てしまう。