やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

『日の名残り』-コレクト10-

2010-04-09 | 映画雑感


最近、小生だけの好みの映画を集めてゐる。

昨夜は、『日の名残り』、を久しぶりに見た。

傑作、といふ映画ではないけれど、その質の高い映像と質の高いドラマに、コレクト入りです。
悲しいかな、間違っても日本ではできない映画、です。

巷間いはれてゐるやうに、アンソニー・ホプキンスの演技が、ほれぼれするほど素晴らしい!

憎らしいほどに常に対人関係に距離をおくその執事の姿を、憎らしいほどに淡々と演じてゐる。”オヤジさん、女性の気持ちもわかってやれよ!”と云ひたくなるほどのクールな姿に、けれど、それゆゑに、後悔の気持ちだけを胸に残して分かれてゆく男と女の姿が、哀しいー。

春迎へ

2010-04-06 | やまがた抄


年度末、年度初めの雑事(要は、数字ですがー)に追はれて、クタクタになってゐました。

東京の櫻の開花のニュースをよそに、結構雪の日もあったりで、寒い弥生のつごもり、でした。

が、やっとタイヤ交換も、とりあへず2台済ませ、ワックス掛けをし、南の方角に車を走らせると、ウム、春がきてゐる、といふ実感になります。

差ほど雪が多かったわけでも、極寒の冬でもありませんでしたが、梅の香が漂ひ、櫻のつぼみが赤くなり始めてゐると、冬越しの思ひに駆られます。

今年の個人的な花見は、樹齢600年余の山櫻の大木を見る予定です。