元旦の夜、家人に録画権利を取られてしまったものですから、
中継のニュー・イヤー・コンサートは,後半の様子を片づけをしながら見てゐました。
今年も、また、素敵なものでした。
ダニエル・バレンボイムが初めての登場、といふのはニュースか何かで聞いてゐましたが、60代後半になった彼の姿は、少し丸くなってすっかり風格が備はってゐました。
若い頃は、天才チェリストのデュ・プレの旦那として、そして、濃厚なモーツァルトのピアノ協奏曲を残し(今風ではありませんが、小生の愛聴盤でもあります)、
八面六臂の活躍の天才肌の指揮者でした。
指揮者としてはさほど好きなタイプではないので、彼の指揮したディスクはほとんど持ってゐないと思ひますが、それでもニュー・イヤー・コンサートでの、一寸傲慢な、でも茶目っ気のある姿に元旦のひと時を楽しませてもらひました。
(ハイドンの”告別”をプログラムし、ステージから団員が次々と姿を消してゆく姿は、快笑ものでした)
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