毎年、桜の季節の到来を告げるやうに、
この広告が新聞の下の方に小さく載ります。
広告主は、確か、千鳥ケ淵の近くの高級なレストランか何か、だったと思ひます。
在京のころも、山形に移ってからも、
まう、数十年もこの知らせを、春の浅い時期に楽しみにしてゐます。
小生は、染井吉野はあまり見に行きませんので、
時間と金銭の余裕があっても、この場所に行くことはなからうとは思ひますが、
それでも、まう、きっと数十年も少しも変はってゐないこの広告を見ると、
はや、そんな季節がきたか…! と、一枚衣類を脱ぎ捨てる思ひです。
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