やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

『父と暮せば』と…

2010-09-15 | 映画雑感


先日、『父と暮せば』を再び見て(4、5回目かしらん)、やはり、とても素晴らしい映画、です。
そして、また『明日』も再び見ました(これも、3、4回目)。

ともに、黒木監督の戦争三部作の作品です。

映画としては『父と暮せば』が圧倒的に素晴らしく、原作としては『明日』が凌駕してゐる。特に中篇の『明日』は、激しい小説群が多い井上光晴氏の中でも、その視点の低さと、決して来ることのない、戦時中の人びとのささやかな明日への希望を描いて胸を打たれる。

映画では、傘を広げすぎた感があり、以前NHKで放送されたドラマの方が良かった記憶があります。
『父と暮せば』は、宮沢りえの圧倒的な演技に感服するだけです。
まさに、女優の王道を進んでゐます。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿