やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

マイナー、ですが…

2013-10-14 | やまがた抄


週末、山形市の中心街周辺は、ちょっとした賑はひでした。

現在、丁度、”山形国際ドキュメンタリー映画祭”が開催中で、若い方や外国の方も街に多く、それに加へて週末に、最上義光没後450年のイヴェントが色々と開催されてゐました。

最上義光(もがみよしあき)、といっても全国的にはまったくのマイナーな大名でせうが、戦国時代から江戸時代前期にかけて、山形の基礎を築いた藩主です。伊達政宗の伯父にあたり、一時は山形藩をなんと57万石の全国有数の大藩にまで大きくした人物ですが、策略家であったらしく(戦国時代、策略は当たり前の思考ですがー)、後世の評判はきはめて悪く、現在もその評価が覆ってをりません。
(山形藩はといへば、義光の没後、内紛を続け、江戸末期には5万石の天領にまで落ちぶれてしまひます)

その名誉回復のためのイヴェントが今年は大々的に開催され、過日の芋煮会で話題になって、同席されてゐた高橋義夫先生の基調講演を聞きに行きました。

先生は心配されてをりましたが、ホテルの会場は立ち見も出るほどの盛況ぶりで、事前に”高橋義夫先生の関係です…”といふやうなことを云へば席を取っておく、とのことでその旨を係りの方に伝へると、なんと、山形市長と同列の最前列に”関係者”の名前があって、しばし、びっくりー。

基調講演と、その後のディスカッションで都合3時間ほどを面白く聞きました。
近々、飲み会があるやうなので、内容については、色々と話題になることでせう。