やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

庄内へ

2010-10-11 | やまがた抄
登山の予定でしたが、迂闊にも足首を捻挫してしまひ、まだ完治しないので、伸ばし伸ばしになってゐた、庄内の観音巡りへー。

今年は、三十三観音でご開帳をしてゐるので、そして、高速が無料なので、何とか済ませたいと思ってゐます。

今日は、一日がかりで11ヶ所を巡る。

月山では雨でしたが、平野に下ると穏やかな天気になり、終始鳥海山に見守られながら、各所を訪ねました。名刹にも出会へました。

特に胸を打ったのは、吹浦の高台に立つ観音堂でした。
確か、作家・森 敦氏の奥様の故郷だったはずです。
海岸線を走っても、その観音堂の境内に立っても、目に入るのは荒ぶる日本海の姿です。点々と散在する家々も、まるで、定めに従ふやうに、時に抗ふやうに、息をひそめて建ってゐます。

そこでは、やはり、五色の布に、託すよりすべはないのかもしれません。