現在、山形交響楽団が果敢に!進行させてゐるモーツァルトの交響曲全曲演奏会の模様のCDを聴く。
メインは31番と39番。2年前の演奏。
とても面白く聴きました。
楽器は今の楽器ながら、その演奏方法はピリオド奏法を取り入れ、ヴァイオリンも左右に分け、ビブラート等は極力排した演奏。
おそらく、モーツァルトの演奏には、人数的には山響くらゐのメンバーが丁度よく、妙に練りつくされた合奏力でもなく、すこし田舎臭さののこる、でもそれがとても面白い演奏になってゐました。
確か、ペータ・マークがイタリアの小さな街のオーケストラと録音した演奏に似た印象でした。
会場の山形テルサの音響が素晴しく(確か、山形市が、国の機関から、10万円くらゐ!で買はされた新築のホール!! まったく、国を司る人間どもは、何の仕事をしてゐるのか!!!)、それゆゑ、弦の荒さも聞こへてしまひますが、まあ、ご愛嬌でせう。
この秋にでも、このシリーズを一回聞きにゆかねばー。