やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

シフのバッハ

2009-05-21 | 音楽を


アンドラーシュ・シフの、新しいバッハを聴く。
ライブによる、ゴルトベルク変奏曲。

シフのディスクは、モーツァルトが数枚に、シューベルトの全集くらゐだった気がする。どれも破綻のない演奏ですが、逆に、印象も少なかったやうな記憶。

いつだったか、NHKで放送されてゐたモーツァルトのピアノ協奏曲の海外の演奏会シリーズで、とても素敵な演奏を聴いた。

そして、ライブでのバッハ。
50代にして、この新鮮なバッハか! と驚きながら聴いた。
山の沢の水のやうに、少し甘味があって、そして、透明な音色。

ゴルトベルクといへば、グールド、といふ絶対的な存在がありますが、
ここでの演奏は、それをみごとに肩透かししたやうに、美しく、ただ美しく、ピアノの音が流れてゆく。



そして、庭先は、初夏の気配ー。