最上川 2009-01-09 | やまがた抄 客先へ伺ふとき、大きく蛇行する最上川の姿に目がとまる。 川幅はあるが瀬が浅く、昔から難所のひとつだったといふ場所である。 この時期にしては雪も少なく、日差しも3月のやうに明るく、晩冬のやうなすがた。 ここ数年、小生にとってはキツイ日々が続いてゐる。 まあ、きっと、チャランポランな小生の為せる結果なのだと、 目の前の最上川を見ながら思ふ。 そして、その川を、喜びも哀しみも怒りも辛みも詰め込んだ木船が往来してゐただらう姿を思ひ描いて、煙草を一本吸って客先へ向ふ。