10月21日~30日
孫がインドに帰って一段落したら一人住まいの姉を訪ねる約束になっていた。
まだ本格的な紅葉の時期ではないけれど、例年その混雑をさけて訪問している。
**今年のこの時期は雨が多かった。
東京も同じ感じだったことは 夫とのメールでわかっていたが、、、。
10/21 は朝から雨。新幹線の窓にしたたり落ちる雨を通して
風景を眺めた。 すでに刈り取られた稲の跡がそれでも黄色く残り、
日本のコメ文化を思う。(新米が美味しいものね~)
左の 花一輪 は 27日 洛西の野菜畑、柿街道辺りを歩いた時に
道路際で見つけた 一輪。 萩と白のシュウメイ菊。
「これ、どうぇ?」 姉が出してくれた小ぶりの花瓶に活けてみた。
10/23日
雨がやみ晴れたので阪急で河原町に出た。 ぶらぶらするお決まりのコース。
** いつか泊まった思い出の先斗町の石畳をゆっくり歩く。 右は 八坂
** 八坂神社 (祇園さん)四条通から 八坂の塔 二年坂を下りて、、。
東山のシンボル八坂の塔は高さ46m、聖徳太子が建てたと云われる京都最古の寺。
清水 一年坂、二年坂 高台寺(秀吉の菩提を弔うため(ねね)が家康の援助のもとに
創設する)辺りを歩き、二年坂の スタバ でお茶をする。(このスタバが外国人の人気)
** 陶葊(とうあん)八坂店 と 夫へのおみやげの茶碗。
京焼は京都千年の歴史に培われていて伝統の心を持ちながら 陶葊 も新鮮な作品を創り出している。
(過日 夫の茶碗を割ってしまい、100均で済ましていた(笑) 3780円が半額の1620円!)
10/25
実家の弟の誘いを受けて 夕食をご馳走になる。総勢6人
** 湯の花温泉 「料亭 宮本屋」
盛り付けがやはり料亭らしく、参考にするのも楽しいかナ? 中心に大根を山形にし、板のりを張り
山に見立てて、椿の花。 周囲を海藻で飾り 刺身が並ぶ。 松茸は日本産は 高望みで何産か??
何産であろうと山盛りのすき焼き風。 食べ切れず持ち帰りにセットして頂く。
10/27
晴れたので両親の墓に向かって歩こうか? と言い出したのは姉であったが途中から
進路を変え、洛西(京都の西部をさす通称)方面に歩く。
紅葉にはまだ少し早いが、少し色づいた銀杏、さわやかな風にゆれる竹林を越えると
竹の子でも有名な大枝が近い。 夏は野菜もあり、今は 柿 の季節となっている。
** たわわに実る柿 と庭先に値段をつけて試食などさせてくれるのは柿農家のお嫁さんか?
姉曰く 「そやけど、ちゃんとした贈りものはちゃんとした宅急便のあるとこを選んだ方が確かぇ」
「なんで?」と聞くと 「時々落ちた柿も混ぜてる感じがある」、、、そうな。
** 帰り道に立ち寄った 松尾園芸店 のトイレ。
文字にもあるように 間伐材を使った手作りの園芸店らしい建て方。
北山杉でも有名な 森林の密集材を間引いたもので作られている。
** 店内の花たち 広い店内は秋の きばら で一杯。買って東京に送りたい衝動にかられたが
多分、荒れているであろう狭い庭を思い浮かべ辛うじて誘惑に勝った。
かくして10日間の京都滞在も あっという間に終わてしまった。雨が多かったものの
実家に立ち寄ったり、大阪の妹と会ったり、あちこち出歩いた日数は半分以上。
さぞ姉はくたびれたでしょう。
新幹線のホームまで見送ってくれた姉と私はいつものようにチョット涙ぐんだ。