Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

フジコ・ヘミングを聴く

2009年11月06日 | 鑑賞 贈り物

PIANO
 11月5日 PM6.30から サントリーホール 

待望の ”フジコ・ヘミング” のピアノリサイタルに友達と出かけました。
毎回、都合が悪かったり、チケットが取れなかったりで年月が経ってしまいました。
以前(10年位前かも知れません)NHKのドキュメンタリー番組を観てからの願望でした。
日本人ピアニストの母、スウェーデン人の父を持ち、
6歳から母の厳しいレッスンを受けたと言われる。
誰しもが 天才 と言われる中、不幸にも風邪が原因で聴力を失くす。
今は左のみ40%が回復。  私が、強く惹かれたのは 個 の彼女の生活と、
ピアノ演奏の持つ優雅さのギャップのような気がしてならない。
「人と同じが嫌い、ピアノを間違えても、構わない、、神様じゃないのだから、、?」
本音で生き、しかしながら、魔法を通り越したような彼女の 指 の動き、
(鍵盤の上をすべるが如く、舞うが如く)を頭の奥深く刻み込みました。


今回、共演の天才的ヴァイオリニスト、”ヴァスコ・ヴァッシレフ”
(ブルガリア出身)とのツーショットパンフレット

曲目はポピュラーなものが多く、ほっといたしました。
バッハ、「主よ、人の望みの喜びよ」
リスト、「ハンガリー狂詩曲」、「ラ・カンパネラ」
  他多数。





 買い求めた、CD と ”ラ・カンパネラ”を弾くフジコ 
(この写真は先日テレビで再放送された10年前のものです。
嬉しかったので我が家のバラをアレンジ致しました。)
今回、オペラグラスで彼女の指先をしっかり見てきました。
色白、ふっくらの指、この指が、時には小鳥が囀り、木の葉が囁くような
羽が宇宙を舞うような、、音曲を作るのね~。としみじみ。
技術不足でブログで曲を聴いていただけません。残念!!




 同じく、テレビから下北沢の自宅 
母親から譲られた洋風の匂いがする部屋に当時9匹の猫と住む。




 気取ることなく、隣の おばさん?って感じのフジコさん 
年齢は不詳!





東京でのコンサートは今日だけとあって、大ホールはほぼ、満席の状態で、
お隣の席はロシア、サンクトペテルブルグから訪日中のご夫妻でした。
曲が終わると、「ブラボー」の声、声、(外国の人は大いにこのように褒め称えますよね!)
これは盛り上がります。そして演奏者もリラックスします。
私も思い入れが強かったので感極まりました。
リクウェストに答えて、3曲もサービスして頂きました。フジコさん曰く、
「若いヴァイオリンの彼が早いスピードで弾くので付いてゆくピアノが 大変!!」
と笑わせていました。やはり音楽は国境を越えますね!
来年も是非コンサートに行きたいと思います。

(全画面、クリックで 少し大きくなります)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする