rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

元社会党市議 一柳 洋 氏の死を悼み、氏が最後に主催した講演会のお知らせ

2024-02-02 22:05:15 | 政治

I.  一柳 洋氏とのつながり

 

2023年12月20日、元横須賀市議の一柳 洋氏が亡くなられました。私は氏が主催する「温暖化とコロナに流されない市民の会」に2年ほど前に誘われて、副代表として講演会や勉強会のお手伝いをしてきました。残念な事に氏は1年前から咽頭がんを患われ、化学療法、放射線治療などで緩解していたものの、10年前に手術をした腎癌、食道がんの影響で飲食が困難になり経鼻栄養による肺炎などで入退院を繰り返しておられました。ご遺骨はご自身の希望で1月27日に東京湾沖に散骨されたそうです。

一柳 洋 氏

氏は18歳でベトナム反戦運動(べ平連)に参加、反公害運動などにも携わりながら市民運動を起こし、1991年から2015年まで社会党から立候補して6期横須賀市議を勤められました。基地の街である横須賀の環境保護、東京湾の保全など積極的に活動される一方で、人為的地球温暖化説には早くから疑問を呈し、近年の新型コロナ感染症、ワクチン強制による市民生活の破壊に強く反対し警鐘を鳴らす活動をされてきました。

副島隆彦氏の「巨大資本を背景にしたグローバリズム(ディープステート)に、政治とメディアが支配されており、日本は右だけでなく左も堕落している」という教えに共感する所が多く口癖の様に「日本の政党は右も左もダメだ。」と評しておられました。市議として活躍されている時から、体制反体制に関わらず、米軍基地問題などでは、自衛官とも広く交流して市民のための情報収集と活動をされてきましたが、引退されてからは「ディープステートによる支配とメディアの偏向」に一人でも多くの市民が気付く事を活動の中心にされてきました。彼の主張はブログ時々政策提言に詳しいですが、孤高の政治家らしくなかなか読み応えのある内容です。

私は防衛医大出身で師団司令部勤務経験があり、二佐で退官した元陸上自衛隊医官ですが、1980年代であれば一緒に活動することはなかったと思われる社会党元市議に、コロナやワクチンに対する疑問、副島隆彦氏の著作や思想と考えを同じくすることから声を掛けて頂き、短い間でしたが一緒に市民運動の活動をして良い経験になりました。

氏が仰るには、「当時の社会党は何でもあり、末端で何をやっても許される気風があってとても居心地が良かった。翻って共産党は中央の決定から少しでも異なる事をすると懲罰を食らう硬直しきった組織で自分には合わない。」と話しておられました。なかなか両党の特徴を表した評価だと思いました。

 

II.  講演会「混迷する世界情勢とメディアの情報操作」

来る3月9日土曜日13:00から日比谷公園内、日比谷コンベンションホールにて「混迷する世界情勢とメディアの情報操作」と題して外交評論家の孫崎 享氏の基調講演、後半に経済評論家の増田悦佐氏、植草一秀氏と私4名で今回のテーマについてそれぞれの専門分野を踏まえて短い講演の後パネルディスカッションを予定しております。https://ondan567.peatix.comで予約ができます。

孫崎 享氏は多くの著作もあってご存知の方も多いと思いますが、外務省国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授を経て、東アジア共同体研究所所長、外交評論家として活躍されています。氏の国際情勢分析の知識、センスは当代一流であり、混迷する世界情勢の理解に大いに役立つと思います。

増田悦佐氏は、ジョンズ・ホプキンズ大学、ニューヨーク州立大学准教授などを経て日本に帰国。HSBCやJPモルガンのアナリストを勤め、多くの著作もある経済評論家です。アベノミクスやリフレ政策には批判的であり、穏やかなデフレは国民の幸福につながるという思想を持っておられます。グローバリズムによる強欲資本主義や人為的温暖化政策に理路整然と反対しておられます。

植草一秀氏は大蔵省財政金融研究所などを経て京都大学、早稲田大学で教鞭をとる一方で政権批判によって痴漢冤罪に問われてメディアから遠ざけられました。しかし氏の経済評論は定評があり、鳩山元首相を代表とする「オールジャパン平和と共生」の集会に昨年講師としてrakitarouもお招きいただき、参議院議員会館で「ワクチン接種と連動する死亡数激増、ワクチン接種が危険な理由」というテーマで講演を行い、国会議員の皆さんの出席も賜りました。

今回私は主に新型コロナ感染症とワクチンの問題にかかわるメディアの偏向報道に焦点を当てて15分ほどでブログでも紹介してきた内容についてお話して、孫崎氏を含む4名でパネルディスカッションを行う予定です。一柳氏ご本人の参加は叶わなくなりましたが、真の国士であられた氏の志に沿うよう実りある講演会にしたいと思います。交通の便も良い所ですので、日程的にご都合がよろしい方は是非ご参集いただければと思います。

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