HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 8月16日~8月22日

2020-08-23 10:09:17 | DAY BY DAY

 8月16日
JEFF BECK / BLAST IN THE EAST

最近は過去にレーベルが出したブートレグを一まとめにして廉価で出し直すという傾向があって
掲載写真もそんなセット。ジェフ・ベックが09年に行った日本公演の内4公演を収録した7枚組。
音質の良いオーディエンス録音ばかりなので普通に聴くことができる。この後、同趣向で
14年公演を5回分集めた10枚組が出るようなので、それを予約した勢いで聴いてみました。(笑)


 8月17日
・KEITH RICHARDS & THE X-PENSIVE WINOS / MARQUEE 1992

キース・リチャーズのソロも最初の「TALK IS CHEAP」を出した頃はアルバムもツアー音源も
持てはやされたものだが、次作はそれほど大きな話題にもならなかったように思うし、私個人も
ライブ音源を熱心に聴かなかった。しかし、これは会場がマーキーというだけで特別な気分に
してくれる。観客の中にミック・ジャガーがいたというが、キースさんもさぞや気合が
入ったことだろう。演奏も音質もなかなかで、気持ちよく聴くことが出来るセット。

 8月18日
・RONNIE WOOD / GIMME SOME NECK EARLY VERSION

もうすぐドキュメンタリー・フィルムが発売されるロン・ウッドのスタジオ・アウトテイク集。
しかもアルバム「GIMME SOME NECK」収録曲でまるまる1枚聴くことができるとは。例によって
安い盤のシリーズで。(笑)普通に音質も良く安心して聴き通せる一品。

 8月19日
・KEMURI / 千嘉千涙

ハードな仕事が続く。新しい職場の新しいボスには「これだけ面倒な案件がたて続けに舞い込む
とは、持っとるのぅ。」と皮肉られるが、ここは気分をポジティブにしなければ。そんな気持ちで
KEMURIを聴くと、盤を聴いている間だけでも気持ちが前向きになる。(と、言い聞かせている。)

 8月20日
・BOB MARLEY & THE WAILERS / WELCOME TO DUBROCK

05年にリリースされたボブ・マーリー関連の3種のCDは買わなかった。「ボブ・マーリーの
ダブ?。そんなもんどうしようってのよ、俺はマーリーの声が好きなんだ。」なんて思いながら
その勢いで3枚とも見過ごしていたというわけだったのだが、今年になって再発されたのを幸いと
ばかりに購入。リタ・マーリーが提供した由緒正しい音源なのだから聴かない理由なんて
ないのだから。板落としの生々しさ込みで味わいつくしたい。


8月21日
・BOB MARLEY & THE WAILERS / STUDIO RECORDINGS INTO THE MATRIX
・BOB MARLEY & THE WAILERS / LIVE AT THE QUIET KNIGHT CLUB JUNE 10TH 1975

昨日の流れで、これも先日再発された05年盤。73年のスタジオ・リハ、この段階で既に
バニー・ウェイラーはいない。ピーター・トッシュの危険な香りが最後の燻りを感じさせる
貴重な音。75年のライブではそのトッシュもいない。名盤「LIVE !」のわずか一か月前の
演奏であるが、録音場所や環境の違いを差し引いてもあのライブとは全く違うドス黒い演奏に
驚く。どっちがいいとかではないが、高みに向かう為の牙が研がれていくのを感じ取ることができる
演奏だと思う。

 8月22日
・PAUL McCARTNEY & WINGS / COLD CUTS 2ND & 3RD MIX

今月のレココレはポール・マッカートニーの100曲。ポールがリリースした盤はスタンダードな
形態のものは全て手にしているはずなのだが、100曲並んだタイトルと収録アルバムを見て
頭の中で音が浮かんでこない曲が多くて愕然とする。それなのにこんな盤を嬉し気に聴いていて
いいのかという疑念が湧かなくもないが、LPブートレグ時代に何度目のプレスかわからない盤を
買って聴いた身としては、これも手元に置いておかなくてはと思ったので仕方あるまい。(笑)
それにしても、ここで聞ける音もポールが通常リリースしたオリジナル・アルバムと同じように
いい曲とクソ曲が平然と並んでいるのがポールらしくて、そこが好きよ。(笑)

コメント (2)
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