HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 8月1日~8月8日

2020-08-09 08:20:04 | DAY BY DAY


8月1日
・PAUL McCARTNEY / FLAMING PIE DELUXE EDITION

先々週は夏休みだったのだが、今年は帰省もできずいつも通りにゴロゴロしていたら職場から
電話がかかってきて転勤の内示を受ける。休みの日に電話で内示を受けるのは初めてだったので
厭な感じであったが、それに輪をかけて転勤先の内情が悪いのを知っていたのが憂鬱に拍車を
かける。10日程悶々とした日常を送るのだが、いよいよこの週末が過ぎれば新しい時間が
流れだす。のんびりしたヤツを聴いて心を落ち着かせたいと思って、到着して放置しておいた
この大箱に取り掛かる。ただでさえ高額物件なので何とか安く済ませたいので輸入盤で購入。
今回はDVDが2枚付いていて、それらは単純なPV集やライブではないので字幕があったほうが
すんなり見れるのだろうが、繰り返して何度も見ないから「ま、いいか。」と次々とCDを
聴いていくが、各CDの収録時間が短いので拍子抜けする。ポールのDXシリーズは開始当初に
比べて、どんどん値段が高くなっていくような気がしてならず、リラックスするはずが少しばかり
イライラ感が募って、これはいけない。(笑)後、幾つこの箱物に付き合えるのだろうか。

 8月2日
・GRATEFUL DEAD / WORKIGMAN'S DEAD 50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION

グレイトフル・デッドのオリジナル・アルバムが50周年の冠の下、順次DX版扱いで
リリースされている。今回は「WORKINGMAN'S DEAD」でスタジオ盤の最新リマスターと
71年2月21日の未発表ライブ2枚の計3枚組。デッドのスタジオ・アウトテイクって
意外と多くを聴くことができないので、こういった1枚のアルバムのDX版なら、ライブより
アウトテイク集を付けてくれた方がいいと思うのだが、それでも聴き始めたらそれなりに
満足している自分がいる。本編のアルバムをそれほど聴いていないのは、収録された曲の
並びが気に入らないからかも、なんてことも思ったり。『CASEY JONES』で終わるのが
何とも微妙。憎みきれないろくでなし、という処か。(笑)

 8月3日
・THE ROLLING STONES / AFTERMATH

転勤初日というのは緊張する。今の仕事に就いて7回目の転勤、8か所目の職場。
といっても16年ぶりに古巣に戻ったのだが。当たり前だが当時とは職場の雰囲気も
人間も9割方変わっているので馴染むのには苦労するだろう。私の復帰を心から喜んで
くれた女性社員がいたのだけが救い。(笑)ストーンズの数ある盤の中でも聴く機会が
少ないのが「AFTERMATH」だが、英国仕様のジャケットは好きだしたまに聴くと
新鮮で良い。(笑)もっともこの盤を聴くのは16年ぶりではないけど。

 8月4日
・RON HENDERSON & CHOICE OF COLOUR / SOUL JUNCTION

レア盤の称号も名高いロン・ヘンダースンの「SOUL JUNCTION」はかつて全曲が全く
ジャケットと収録曲順が違う盤でCD化されていたが、今年になって正しい曲順とジャケットで
CD化された。76年のいなたく甘いソウル・ミュージックは真夏の暑い夜にうってつけ。

 8月5日
・深町純 / サージェント・ペパーズ

77年にリリースされた盤でダイレクト・カッティングでレコーディングされた。一時、
音質の良さを追求するためにこういったレコーディングがよく行われていたが、現場の
緊張感はただならぬものがあったであろうことを想像するとゾワゾワしてしまう。
アナログ時代は鮮度良好でLPになったのであろうが、それを今CDで聴くとなれば、
次の段階の音処理が発生するわけで、改めて一度放たれた音は記録されても変化し続ける
ということを考えさせられる。ビートルズ・ファンにとっては手にして楽しい盤。

 8月6日
・ほりのみほ / 彗星に乗って

16年にリリースされた盤。エレキ・ギターの弾き語りで、音数は多く無いが故に放たれる
音や声が直接体に染みこんでくる感じがする。今の御時勢では地味な部類に入るスタイルだが
私はけっこう好きである。これ以降ほりのみほの盤は出ていないと思う。もっと知られても
いい人だと思うが、売り方売れ方は時の運なのだろう。

 8月7日
・3/3 / ウラワ・ロックンロール・センター

18年に出た「ウラワ・ロックンロール・センターの軌跡」と題された21枚組の
ボックスは買うか否かしばらく考えた。というのも収録された盤の全てを積極的に聴きたいと
思えないのがその理由。値段も高いし。とは言いながらも悩んでいながらも心の中では本当は
「買う」ことは決定していた。3/3のライブ・レコーディングがオフィシャル・リリース
されるのだから、この1枚のために買わなければならないのだ。で、決定事項であるものの
暫く保留していたが、運よく中古で安く見つけたので今は手元にある。
音源トレードに熱心だった頃に集めて聴いた録音もあり、別の意味での懐かしさが蘇る。
フリクションのファンがこの1枚のために大箱を手にしなければならないのは酷なので、
バラ売りが望まれるところだ。

 8月8日
・FRANK ZAPPA / THE MOTHERS 1970

フロー&エディー期のスタジオ・リハーサルとライブを収録した4枚組。個人的にはこの時期の
演奏はそれほど好きではないのだが、出たのなら手にしないわけにはいかない。
それに意外とこの面子での活動期間は約7か月と短いので貴重なのは間違いない。
古い録音で尚且つ録音魔だったザッパ自身が回したテープレコーダーでの録音もあるので
全編が高音質というわけではないが、歌物主体だったこの時期の熱気の充満は感じ取れる。

 

コメント
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