掲載写真は9月に公開される映画「I'M FLASH」のサントラ。豊田利晃監督の映画は
恥ずかしながら「空中庭園」1本しか見ていないのだが、今回の映画は何となく
心惹かれる。
まず、タイトルが良い。「I'M FLASH」だよ。FLASHERじゃないからね。(笑)
「FLASH」という言葉から想起するのは、ロック者ならまずは『JUMPIN' JACK FLASH』であり
そしてロケッツの『I'M FLASH』である。歌詞の内容の一部や曲構成から『I'M FLASH』が
『JUMPIN' JACK FLASH』を下敷きにしているのは明白なのだが、そこで聞ける
日本語詞の言葉の使い方にヤられた身としては、この曲をタイトルに持ってきた映画を
スルーするわけにはいかないのだ。
当初、中村達也のドラムだけのサントラを作りたかったというから、その監督の男気に痺れる。
ドラムスとパーカッションだけの曲が何曲かあるのだが、しっかりとした「音」になっているのが
流石である。ヤマジカズヒデのピアノのみの曲は、それだけでヤマジだし、ヤマジがギターを
弾く曲は明らかにヤマジだとわかる。単純に私がヤマジや達也が参加したアルバムを
よく聴き、彼らのことを好きだからなのかもしれないが、つまりは彼らのファンなら
今回の「I’M FLASH」は入手すべきということだ。
あっ、今さっき気付いたのだがdipのトリビュート盤のタイトルである「9FACES」は
やっぱり前提に「ナイン・ソウルズ」があるんだろうなぁ。
全18曲中、17曲がインストで最後の最後にボーカルの入ったタイトル曲が収録されている。
ここでのボーカルはチバユウスケ。「これがロケンロールじゃけん」と言いたい衝動は
これを聴いた方にはご理解いただけよう。(笑)まあ、オリジナルとどっちがいいか、なんてことは
比べるべきことではないことは了解しているつもりだ。
久しぶりに、これを見るかな。
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