HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

I'M FLASH

2012-08-24 19:31:19 | 日本のロック・ポップス

掲載写真は9月に公開される映画「I'M FLASH」のサントラ。豊田利晃監督の映画は
恥ずかしながら「空中庭園」1本しか見ていないのだが、今回の映画は何となく
心惹かれる。

まず、タイトルが良い。「I'M FLASH」だよ。FLASHERじゃないからね。(笑)
「FLASH」という言葉から想起するのは、ロック者ならまずは『JUMPIN' JACK FLASH』であり
そしてロケッツの『I'M FLASH』である。歌詞の内容の一部や曲構成から『I'M FLASH』が
『JUMPIN' JACK FLASH』を下敷きにしているのは明白なのだが、そこで聞ける
日本語詞の言葉の使い方にヤられた身としては、この曲をタイトルに持ってきた映画を
スルーするわけにはいかないのだ。

当初、中村達也のドラムだけのサントラを作りたかったというから、その監督の男気に痺れる。
ドラムスとパーカッションだけの曲が何曲かあるのだが、しっかりとした「音」になっているのが
流石である。ヤマジカズヒデのピアノのみの曲は、それだけでヤマジだし、ヤマジがギターを
弾く曲は明らかにヤマジだとわかる。単純に私がヤマジや達也が参加したアルバムを
よく聴き、彼らのことを好きだからなのかもしれないが、つまりは彼らのファンなら
今回の「I’M FLASH」は入手すべきということだ。

あっ、今さっき気付いたのだがdipのトリビュート盤のタイトルである「9FACES」は
やっぱり前提に「ナイン・ソウルズ」があるんだろうなぁ。

全18曲中、17曲がインストで最後の最後にボーカルの入ったタイトル曲が収録されている。
ここでのボーカルはチバユウスケ。「これがロケンロールじゃけん」と言いたい衝動は
これを聴いた方にはご理解いただけよう。(笑)まあ、オリジナルとどっちがいいか、なんてことは
比べるべきことではないことは了解しているつもりだ。

   久しぶりに、これを見るかな。


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