HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SWEET LITTLE 16

2017-02-16 21:32:52 | 日本のロック・ポップス

  

いや、何と言うか・・・。このところ自らの愚行でネットで叩かれたり、テレビで謝罪場面が
流されたりで、昔ファンだった身にしてみればちょっとかわいそうで。

これは正に贔屓の引き倒しであり、興味の無いタレントなら例えその人が若かろうが
可愛かろうが、「阿呆やのぅ。」で終わってしまうのだけどね。

いつまでも「16歳」を売りにしていると、何かやらかした時にそれが嘲笑の種になることは
わかっていたことだとは思うけど、そうするとここで問題になるのが「16歳」という
キーワード。16歳だとしても、しっかりした考えを持ち、そこらの歳だけくってしまった
顔だけ大人の連中より正しい判断を出来る方もいると思うので、「16歳」を間抜け扱い
するのは慎みたいと個人的に自戒を込めてここに記す。

なんてことを書きながら、伊代ちゃんのCDを二つ並べてみる。掲載写真右は12年に出た
ベスト盤「ALWAYS I.Y.O」。私が所持するのは2枚のCDと1枚のDVDで構成される3枚組
で、別のアウターケースがついているのだが、ちょっとそのジャケが痛々しい(すみません)
ので、中のCDジャケを掲載。選ばれた40曲はシルキー・サイドとメロウ・サイドと
題された内容に相応しいように配置され、シングル曲は全て収録されている。私の一番の
目当てはDVDで、TV番組「クイズ・ドレミファドン」出演時の映像が18曲とボーナス映像を
収録。ブックレットのディスコグラフィーがありがたい。

掲載写真左は2016年に出た「YAPPARI I.Y.O '16」。2016年に、16歳当時の伊代に
焦点を当てたブツをリリースするとは、ビクターも商売上手と思ったものだ。1枚のCDと
1枚のDVDを組み込んだ写真集、というのがこの商品の正確な位置づけかもしれない。
CDには最初の2枚のアルバムを2イン1で収録しているのだが、改めて聴いてファースト・
アルバムの出来の良さに驚く。この凝った楽曲とアレンジは一体何なのだろう。もちろん、
私は彼女のルックスと声に惹かれていたのだが、今聴いても全く聴き劣りしないクオリティー
である。

DVDは、83年に行われた二つのコンサート(共に単体で商品化された)からの抜粋と
レアなスポニチ・ニュース(笑)で構成される。日比谷野音での「Doki Dokiコンサート」は
金色のレオタードが眩しかったのだが、その時の模様は今回のDVDには収録されていない。
大量のTV出演時の映像とコンサートを収録したDVDかブルーレイが出たら、買ってしまい
そうな勢いなのが怖い(笑)が、キャンディーズの時と違って相方の機嫌が異様に悪い(笑)
ので、それはその時に考えましょう。

というわけで、自称一本気なロックンローラーは自分が16歳の時の思い出を大事にしている
ということで、今回は御容赦願いたい。

それにしても気の毒なのは早見優である。「伊代はまだ16だから」とからかわれるのは
よくあることだったが、自身の歌の歌詞を引き合いに出されて「こいじゃな~い」なんて
言われるとは思ってもみなかっただろう。

あと・・・。「YAPPARI I.Y.O」は128ページに及ぶ写真集でもあるのだが、その中には
興味深い写真が何点かある。16歳の頃から線路内に立ち入っていたのね。(笑)
これは、当時こういう撮影をしたのだから、今もいいと思ったのかもね。大人が「これは
許可を得て撮影してるんだよ。本当はダメなんだよ。」とか教えておくべきだったのかも。
ちなみに16歳の時に侵入したのは江ノ電路線内。今回の嵐電といい、どちらも趣のある
路線であるのは間違いない。

コメント (4)
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