HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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追悼 ジョン・ウェットン

2017-02-01 21:30:12 | ROCK

1月31日にジョン・ウェットンが逝去した。享年67歳。
以前から癌を患い闘病生活を送っていたという。

様々なバンドに在籍したジョンであるが、一番売れたのは紛れもなくエイジアであり、
ジョンの死を報じる記事の見出しにも「エイジアの・・・」という件が多くあったように
思う。エイジアは私が洋楽に夢中になった時期に登場したグループでラジオでも曲が頻繁に
かかっていた。初来日公演の際にジョンは抜けていたので見に行くわけでもないのだが
「あんなに売れているのに、なんで辞めたのだろう」なんて思ったものだ。
その頃はわからなかったのだが、当時の体調の状態が良くなく解雇であったことを後に知り
驚いたものだ。

ジョンのソロはほとんど知らないのだが、個人的に一番印象に残っているのはキング・
クリムズンでの活動である。『LARK'S TONGUES IN ASPIC』から『RED』に至るアルバムや
後に大量に聴くことができたライブ盤での迫力ある歌や、ビル・ブラッフォードやロバート・
フリップという強者と亘り合って一歩も引かなかったベース・プレイの強力な様は圧巻で
あった。謹んで冥福を祈りたい。

ふと、ボズ・バレル、グレッグ・レイク、そしてジョン・ウェットンと70年代の
クリムズンのボーカリストだった人が3人も亡くなっていることに気付く。現在もソロで
活動中のゴードン・ハスケルにはもう少し長く人生を楽しんで欲しいと思う。

コメント (6)
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