シェリル・クロウの新譜「FEELS LIKE HOME」のジャケットを見ていて、ふと思う。
何というか、幾つになっても可愛いなあ、とか。
まあシェリルに「可愛い」という表現は全く似つかわしくない上に、御年51歳のお姉さまに
可愛いもないだろうとも思うが。
そういえば、スザンナ・ホフスは、ああ見えて?54歳である。きれいに上手に歳を
重ねえるのは簡単ではないと思うのだが、天は二物を与えるのである。
残酷なまでに不平等に・・・。
今回のアルバムはシェリル初のカントリー・アルバムというアナウンスがあったが、
いざ聴いてみれば、構える必要は全くないし、古参のロック・ファンが「カントリー」という
言葉から想起するような音はなく、ここ十数年くらいのアメリカのカントリー・チャートを
賑わすような、ロック寄りの音である。
おっと、もともとロック・フィールドで活動しているのだから、この物言いは本末転倒なのだが
アメリカのメイン・チャートよりカントリー・チャートの方が、古き良きロックの香りを残しているし
何しろ美人のシンガーが多いので、下手したらそっちの方が楽しめるくらいなのだから。(笑)
ここ何作かポップな音つくりで試行錯誤していたような感もあるシェリルだが、私には
今回の盤はバッチリである。かつてマドンナが自身のイメージをリセットする際にカウガールの
イメージを打ち出したことがあったが、今回のシェリルもそこまではいかなくても、
新境地を切り開いたというには十分である。
やっぱり、カウガール或はカントリー路線というのは、ある意味アメリカ女性の切り札なのだろうか。
いや、アメリカ在住でない私は、このイメージに滅法弱くて・・・。(笑)
全然話は違うのだが、今回のアルバム・ジャケットの写真は本当に気に入っている。
まるで銀幕アキさまだ。(意味なし)