HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 18

2009-08-25 20:17:09 | ROCK
まだ見ぬ大物、未知の強豪なんていうと大袈裟だが、そんな言葉で
今でもすぐ思い浮かぶのはヴァン・モリスンとジョニー・ウィンター。(笑)
グレイトフル・デッドは消滅したし、ザ・フーは来たしね。
大物という言葉は時に尊大な印象を与えるので好きな言葉ではない。

ブリジット・セント・ジョンが初来日したのは、2001年。
その後もう一度来日したが、最初の来日の時は私の周りでも話題になった。
「吉祥寺かぁ、遠いなあ。磔磔で見れたら最高だろうなぁ。」とか
出無精の私は思ったものの、結局足を運ばなかった。
時は流れて2009年。何を今更とは言うまい。
8年の月日が流れたとはいえ、日本公演のライブ盤が登場した。
タイトルは「UNDER TOKYO SKY」。帯には『日本独自制作盤』とある。
英米主導でないことが逆に我が国の心ある制作サイド(同時に心ある
音楽ファンだろう)の良質の仕事を世界に知らしめることになり、
日本人として嬉しく誇らしい気持ちになる。

スタイルはギターの弾き語りだが、全く単調さを感じさせない。
元々の曲が今でも瑞々しさを失っていないのは勿論だが、ブリジットの声の
魅力が曲を惹きたてる。幾分低めの声は決して派手ではないが、淡々と
しかし深く聴き手の中に入り込んでくるのだ。
まだ、あと何回か暑さがぶり返す日があるだろうが、気分はすっかり
秋の夜長。(笑)これから何度でも聴き返したいアルバムだ。
久しぶりに紅茶でもいれるかな。その後はすぐスコッチなんだけど。(笑)

折角の雰囲気に水をさすが、ライナー氏の表現は私とは相容れない。
私は「処女」であることの特性に、何の優位性も感じないし、それを
声高に何度も主張することには気持ち悪さすら感じる。
ブリジットの女性としての、人間としての包容力を感じることが出来れば、
それでいい。

そして。下北沢某所(笑)の音源をそろそろ私に解放してくれないかね、
ミスターN。(笑)いや、これは冗談です。
なにはともかく、この盤の発売を心から歓びたい私がいる。
コメント
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