HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

大滝詠一 / ナイアガラ・ムーン

2005-03-21 14:23:28 | 日本のロック・ポップス
ナイアガラ・ムーン30周年記念
ということで、またまたボーナス・
トラック満載のCDがリリースされた。
当たり前のように購入する私。

このアルバムに関することを何か書けるほど、
「ナイアガラー」ではないし、大滝マニアにはとんでもない
人が多くいて(私とは話が合わないだろうなあ)そういった
方々、いや様々なメディアで表現される大滝詠一自身の
言葉や話のほうに目や耳を傾ける方がよほど有益である。

このアルバムはノベルティ路線の傑作という位置付けが
されている。もちろん歌ものは「1ST」と「ロンバケ」が
代表作である。私自身一番好きなのは自身の名前を冠した
1STである。が、ロックの変遷はリズムの変遷であると
する私としては、一番リズムのニュアンスが豊かなこの
アルバムも大好きである。音としての破壊力なら「LET'S
ONDO AGAIN」だけど。

95年のリ・イシューの時のボーナスには強烈な5曲の
スタジオ・ライブが収録された。が、実は初出ではない
ものがあり、アナログの「NIAGARA VOX」にはそ知らぬ顔で
このライブテイクが差し替え収録されていた。(CD VOXは未聴)
「しゃっくりママさん」のアレンジで演奏される
「あの娘に御用心」が最高にノるテイクで今も大好きだ。
初めてその箱の「ナイアガラ・ムーン」を聞いたときは
たまげたものだ。そして10年経って謎が解けた。
今回もインストではるが、多くのボーナス曲が収録されている。
今は聴きたおすのみだが、師匠はまたいつか「あっ!」という
謎解きを何年後かに提示してくれるかもしれない。
ナイアガラおたくにはなれないけど、師匠の遊び(失礼)に
つきあう余裕は持ちたいと常に思っている。
ヘッドフォン・コンサートで各パートを抜き出して「恋は
メレンゲ」を観客に聞かせる場面があったが、そういう
場面に出くわすことを想像するだけでわくわくする。

大滝詠一といえば、一般的には今でも「ロンバケ」だろう。
学生時代、ロンバケを持っていたヤツは不特定多数の
女子に受けがよかった。
私が持っているストーンズの「刺青の男」や「12X5」なんぞは
見向きもされなかった。もっとも大勢の女子の相手は出来ないので
何の問題も無かったけど。(笑)半年後、ヤツの手元には
貸し借りでボロボロになったLPが残されただけで
気の毒ではあった。(笑)ってはいけない?。

明日は仕事・・・。
コメント
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