このDVDは2枚組で2つの
秀逸なドキュメントが収められている。
1つは76年に録られた「ショーボート」
レーベルのアーティストが日比谷野音で
行ったライブを収録した「SHOWBOAT
CARNIVAL」。もうひとつは同じく76年、
スリーピー・ジョン・エスティスとハミー・
ニクスンのツアーを憂歌団がサポートした
「BLUES is A-LIVE」。
まずは「SHOWBOAT CARNIVAL」。日の高い中、
オレンジ・カウンティ・ブラザーズ、夕焼け楽団が
熱演を繰り広げる。「オレンジ」と「夕焼け」の豊かな
リズムとタフな演奏が場を盛り上げて、小阪忠の登場。
あまりにテンポを落とした「機関車」を演奏するが、
こらえて走らないバンドのリズム・キープは殊勲賞もの。
そして憂歌団。まだ21,2歳というのになんという
素晴らしい演奏力なんだろう。曲も傑作「セカンド・ハンズ」
収録の「マディ・ジャンプス・ワン」「10$の恋」と
嬉しい選曲。内田勘太郎の鮮やかな運指にほれぼれ。
「BLUES is A-LIVE」では二人の老ブルースマンが登場する。
当時、76歳だったスリーピーは再来日はないだろうということで
「フェアウェル・コンサート」といわれて熱狂的な歓迎を
受ける。私自身、この映像はビデオ化された時に未購入
だったので初見だったのだが、枯れた中にも渋い味わいの
映像である。ダンボールのような荒々しい紙質のLP盤、
「スリ-ピー・ジョン・エスティスの伝説」を入手した時の
感動に匹敵する。そのLPジャケではギターにくくりつけた
鉛筆がカポがわりだったが、さすがにそんなシーンはない。(笑)
スリーピーと40年に渡りツアーをしたハミーとの息もぴったりで
ある。まさか極東の島国で孫ほど年の離れたミュージシャンと
共演し、暖かく迎えられるなんて考えもしなかったろう。
勘太郎のスライド・スタイルがおもしろい。「カーニバル」のほうでは
指にはめずに手で握っていたが、「アライブ」では小指にはめている。
ソロやコードを弾く関係上の成り行きだろうが、何れにしろ
惚れ惚れするスライド・プレイである。
スリーピーは翌年他界する。貴重なライブが
映像として記録されたことに感謝せずにいられない。
大推薦!!。
秀逸なドキュメントが収められている。
1つは76年に録られた「ショーボート」
レーベルのアーティストが日比谷野音で
行ったライブを収録した「SHOWBOAT
CARNIVAL」。もうひとつは同じく76年、
スリーピー・ジョン・エスティスとハミー・
ニクスンのツアーを憂歌団がサポートした
「BLUES is A-LIVE」。
まずは「SHOWBOAT CARNIVAL」。日の高い中、
オレンジ・カウンティ・ブラザーズ、夕焼け楽団が
熱演を繰り広げる。「オレンジ」と「夕焼け」の豊かな
リズムとタフな演奏が場を盛り上げて、小阪忠の登場。
あまりにテンポを落とした「機関車」を演奏するが、
こらえて走らないバンドのリズム・キープは殊勲賞もの。
そして憂歌団。まだ21,2歳というのになんという
素晴らしい演奏力なんだろう。曲も傑作「セカンド・ハンズ」
収録の「マディ・ジャンプス・ワン」「10$の恋」と
嬉しい選曲。内田勘太郎の鮮やかな運指にほれぼれ。
「BLUES is A-LIVE」では二人の老ブルースマンが登場する。
当時、76歳だったスリーピーは再来日はないだろうということで
「フェアウェル・コンサート」といわれて熱狂的な歓迎を
受ける。私自身、この映像はビデオ化された時に未購入
だったので初見だったのだが、枯れた中にも渋い味わいの
映像である。ダンボールのような荒々しい紙質のLP盤、
「スリ-ピー・ジョン・エスティスの伝説」を入手した時の
感動に匹敵する。そのLPジャケではギターにくくりつけた
鉛筆がカポがわりだったが、さすがにそんなシーンはない。(笑)
スリーピーと40年に渡りツアーをしたハミーとの息もぴったりで
ある。まさか極東の島国で孫ほど年の離れたミュージシャンと
共演し、暖かく迎えられるなんて考えもしなかったろう。
勘太郎のスライド・スタイルがおもしろい。「カーニバル」のほうでは
指にはめずに手で握っていたが、「アライブ」では小指にはめている。
ソロやコードを弾く関係上の成り行きだろうが、何れにしろ
惚れ惚れするスライド・プレイである。
スリーピーは翌年他界する。貴重なライブが
映像として記録されたことに感謝せずにいられない。
大推薦!!。