活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

体力と大金のない人のための新しいライカはまだか。

2008-09-22 15:07:48 | Weblog
京都烏丸のメディアジョイの上にある京都ギャラリー「オスカー・バルナック賞作品展」を観に行って来たわけだが,このギャラリー,私の行った時はなぜかいつも誰(受付の方もお客さんもw)も居なくて,事故とか盗難とか大丈夫なのかと思う。
国際的にも権威があり、写真家ならば誰もが夢見るオスカー・バルナック賞。
オスカー・バルナック生誕から100年目を迎えた1979年に創設された、優れた報道写真に贈られる賞です。

とのことですが,寡聞にして知らなんだ。

70年台半ば以降,ライツ社はスイスの測定器メーカー ウィルドの傘下になったり,身売りされてフランスのファッションブランド エルメスに一員になったと思ったら離縁されたりの苦闘の歴史の中で,このような文化事業を続けているのはエラい。

しかし,時代は非情。
デジタル化に乗り遅れたLeica、時間との戦いが続く
ドイツの老舗カメラメーカーが、フィルムレス化を推進した米国人CEOを解任したが、経営再建の展望はまだ開けていない。
2006年から合理化デジタル化を推進していたリー氏を昔気質の社員がボイコットして追い出した,というようなことらしい。
米B&H Photo-Videoのコミュニケーションディレクター、ヘンリー・ポズナー氏は、Leicaのレンズは「逸品」であり、カメラは「宝石のようなもの」だと語る。
しかし同氏は、今では優れたカメラが、数千ドルではなく数百ドルで手に入るとも指摘する。若い消費者の間では、Leicaは大抵の場合、「話題に上らない」という。

日本では結構話題になってますがw
先日も大阪駅の陸橋の上でM4でスナップしている若い人を見かけました。
ただ,こういう人たちはライカ社に何の貢献もしていないわけで。

そもそもバルナックは虚弱体質で,当時の大型なカメラを持ち歩けなかったことから,スチールにはまともな画質は得られないとされたシネフィルムを利用して,当時としては画期的に小型なカメラ“ライカ”を発明したと言われます。
手持ちで使える小さなカメラこそ,ライカの原点。
ライカが本気で明日を考えるならまだまだ手はあるはず。

が,ルミックスG1の交換レンズが“ライカ製”じゃなくなってますよね。
どうなるんだろ。

1 コメント

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なんということ…… (kala-pattar)
2008-09-25 02:26:53
噂は本当でしたね……。驚いた。
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