今は昔の銀塩時代、コンパクトカメラのレンズは、おしなべて38mm F2.8だった時代がありました。2焦点やズームになる前あたりですね。
コニカC35かミノルタハイマチックFあたりから始まったと思うのですが、ピッカリコニカもそうだったし、その後の高級コンパクトの走りのコンタックスT2もそう。フジクラッセもそうだったな。
広角35mmよりほんの僅か狭いが、準標準の40mmより心持ち広い。微妙に中途半端な焦点距離。
50mmレンズは人生論、28mmは存在論、という高梨豊さんの有名な言葉がありますが、じゃあ、40mmはと言えば、人生よりもちょっと広く、存在よりも狭い「運命論」かと思っています。
38mmはいわば“誤差範囲の運命論”、凡庸こそ目指すべき幸福、というところかな。
でも、38mmの交換レンズというとキヤノン初期一眼レフの変種ペリックス専用のFLP 38mm F2.8しかないんじゃなかろうか(旧オリンパスペンにD.Zuiko 38mm F2.8があったけどハーフ判なので画角が違う)。特徴はパンケーキな薄さのみで、画角的には魅力ありませんもんね。
それが出ました、このご時勢に。シグマ19mm F2.8 EX DN。マイクロフォーサーズ用で35ミリ判換算38mm相当となります。
といっても、それを狙ったわけではなく、ソニーNEX用なんだけど、ついでだから座金だけ付け替えて、ま一応マイクロフォーサーズでも出しておこうか、というもんでしょ。
それがNEX用は発売未定で、M4/3用が先行発売になるのは、何か大人のアレなのかしら。
E16mm F2.8が不評なので、結構需要は高いと思うのですが。
一方M4/3には、評価の高いLumx G 20mm F1.7やうすうすM.Zuiko 17mm F2.8があるので、明るくもなく薄くもない19mm F2.8 EX DNが売れるわきゃないだろう、「38mm」に反応するごく一部の好事家以外には。
と、思っていたのですが、このレンズはシグマのDPメリルシリーズのレンズと共通の設計思想だとか。
そう聞くと、ひょっとしてスーパーな性能だったりするのかもと思われてきます。
“平凡な日常にこそ価値がある”的なレンズだったらいいかな、と一抹の期待です。
コニカC35かミノルタハイマチックFあたりから始まったと思うのですが、ピッカリコニカもそうだったし、その後の高級コンパクトの走りのコンタックスT2もそう。フジクラッセもそうだったな。
広角35mmよりほんの僅か狭いが、準標準の40mmより心持ち広い。微妙に中途半端な焦点距離。
50mmレンズは人生論、28mmは存在論、という高梨豊さんの有名な言葉がありますが、じゃあ、40mmはと言えば、人生よりもちょっと広く、存在よりも狭い「運命論」かと思っています。
38mmはいわば“誤差範囲の運命論”、凡庸こそ目指すべき幸福、というところかな。
でも、38mmの交換レンズというとキヤノン初期一眼レフの変種ペリックス専用のFLP 38mm F2.8しかないんじゃなかろうか(旧オリンパスペンにD.Zuiko 38mm F2.8があったけどハーフ判なので画角が違う)。特徴はパンケーキな薄さのみで、画角的には魅力ありませんもんね。
それが出ました、このご時勢に。シグマ19mm F2.8 EX DN。マイクロフォーサーズ用で35ミリ判換算38mm相当となります。
といっても、それを狙ったわけではなく、ソニーNEX用なんだけど、ついでだから座金だけ付け替えて、ま一応マイクロフォーサーズでも出しておこうか、というもんでしょ。
それがNEX用は発売未定で、M4/3用が先行発売になるのは、何か大人のアレなのかしら。
E16mm F2.8が不評なので、結構需要は高いと思うのですが。
一方M4/3には、評価の高いLumx G 20mm F1.7やうすうすM.Zuiko 17mm F2.8があるので、明るくもなく薄くもない19mm F2.8 EX DNが売れるわきゃないだろう、「38mm」に反応するごく一部の好事家以外には。
と、思っていたのですが、このレンズはシグマのDPメリルシリーズのレンズと共通の設計思想だとか。
そう聞くと、ひょっとしてスーパーな性能だったりするのかもと思われてきます。
“平凡な日常にこそ価値がある”的なレンズだったらいいかな、と一抹の期待です。
イギリス人や米国人には1.5インチとして切りの良い数字なんだよ。