活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

やっと開発できたMはキヤノンの伝統芸かも知れない。

2012-07-29 22:30:31 | Weblog
やって来い来い大観音。やっと出た出たEOSミニ。
と、口上を述べたくなるようなヤットデタM。
いろいろ意見はありますが、期待以上という声はあまり聞かない。
余力を残して、ま、今日のところはこの辺で勘弁してやろう感がありあり・・・と思っていたのですが、そうではないんだと中の人が申しております。
キヤノンのミラーレスは満を持して投入したわけではない
え、ホント?
「このタイミングになったのは、マーケティング的な観点や、他社よりも優れた製品を投入するということではなく、EOSとしての基準をきちっとクリアした製品を、やっと完成させることが出来たからだ」と語る。
トップメーカーのキヤノンらしくはない発言とも取れるだろう。

ホンマしおらしいわ、珍しく。
なんちゃってるけど、技術的にはそう苦労したとは思えない。
やはり製品の位置づけとそれに相応するスペックの兼ね合いがポイントだったんだと思いますね。

キヤノンの方針は、ミラーレスはあくまでも本道の一眼レフにつなげるためのもの。
新しい市場を切り拓いたパナオリ連合や新しいモノ、ジャンルを作る気概のソニーやニコンとはずいぶん違う。
本当にそれでいいのかしら。
ミラーレスから一眼レフにステップアップする層なんてあるんだろうか(少なくとも私は一眼レフを全部処分してミラーレス化しました)。
理屈をこねて旧来の価値にこだわったキヤノンフレックスとかT80とか旧FDのスピゴットマウントとかと同じ匂いがするような。

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