活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

溺れたデジカメを棒で叩く。

2015-05-10 10:26:00 | Weblog
デジタルカメラ市場20年の歴史が終焉(日経テクノロジー)
2010年をピークにデジカメ市場の下りっぷりがハンパない。ここまで潔いとカメラメーカーも迷いはないでしょう。
各社ラインナップを高収益の一眼レフやミラーレス機に絞って来ていますが、今後大幅な市場拡大があるとは思えません。
将来このジャンルもジリ貧状態に転じることになるのか。
とりあえずミラーレス不参入のカシオの行く末が案じられます。

カメラ+スマホの販売台数をグラフにすると青天井状態
一方のスマホは爆発的に市場拡大中です。
なお、カメラのスマホシフトにさらに追い打ちをかけているのが、日本が生んだ世界の発明・自撮り棒かと。
日本ではパラパラ見かける程度ですが、先日イタリア旅行してきたうちの子の報告によると観光地では乱立状態で、路端で普通にお土産とともに売られているので、現地で自撮り棒を買ってきたとのこと。
若者にはスマホに自撮り棒が記念写真の鉄板で、コンデジを使っているのはお年寄りかちょっと危ない人というイメージらしいです。

音楽流通を根底から変えてしまったiPod。そして「21世紀のライカ」iPhone。
まさにアップル恐るべし。
しかし、そのiPodも歴史的使命を終えるもようです。
むしろ日本主導のデジカメ市場が20年ももったのは、世紀の変わり目の奇跡だったのかも。

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