活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

北のデジカメ。

2007-01-17 23:18:08 | Weblog
カメラも流行している。デジタルカメラを持っている人も珍しくはないという。(中略)
03年8月にオープンした統一市場(自由市場)では,果物,野菜,肉,干魚,菓子などの食料品はもちろん,文房具などの日用品,酒,タバコなどの嗜好品,デジタルカメラ,MP3プレーヤー,電子ピアノ,PC用品などの比較的高価な電化製品,車用品,掃除機,電話など,ないものはほとんどない感じだ。
値段は,たとえば果物のぶどう一房が2500ウォン。タイ産マンゴーが2000ウォン。ケーキのようなお菓子が一袋1500ウォン。大学生用ノートが一冊300ウォン。カシオのデジカメが230ドルという具合だ。

平壌の近況(朝鮮新報2007年1月15日)。
いかに経済制裁が効いていないかを得意気に述べている記事です。
北朝鮮への禁輸リストには当然カメラも含まれていますが,韓国や中国経由で簡単に入ってくるわけで,ほとんど効果はありません。
しかし,カシオが名指しであげられているのは心外だなあ(カシオとしては多分)。
しかも何故かドル建てだ。

アメリカも禁輸リストに33品目を揚げていますが,iPodやセグウェイがあるのは笑える。
何故か“ソニーのカメラ”というのもリストにあるらしい。
しかし,アメリカは元々,北への輸出自体がほとんどなかったので,禁輸処置といっても名目だけに近いのが実状です。

以下,記事の続きです。
どう読まれますか,日本人として。

このように,日本が行っている経済制裁は,実質上効き目がない。
隣国に経済制裁をするということは宣戦布告の一歩手前だということだ。
41年にわたる非人間的な植民地支配を行いながら,過去に真摯な姿勢で向き合わず,謝罪,補償をしないばかりか隣国を61年半敵視するばかりの日本こそ国際社会による正義に基づく「制裁」に価するのではないか。(中略)
「東アジアの平和のために日本の役割は重要だ。しかし,日本は今朝鮮を敵視している。私たち朝鮮民族による自主的な統一を,日米は邪魔しないでほしい」という平壌市民の言葉に,一人の日本人としてこたえていきたい。
(写真,文=森類臣,同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程)


コメントを投稿