活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

レンズ沼からの招待。今は水溜まり程度。

2015-08-17 07:25:34 | Weblog
ナワちゃん曰く、
オールドレンズを付けて「遊ぶ」というのは個人的にはほとんど理解できない。
昔のフィルムカメラ用に設計された、収差出まくりのレンズを付けて、そのヘンな描写を楽しむ、というのが趣味なのだろうか。

ですよねー。
当方もそれにイカれています。オリンパスOM-DとソニーNEXにマウントアダプターをかまして、M42やKマウント、Fマウント、オリンパスペンF、果てはCマウントやペンタックスauto110のレンズなぞとっかえひっかえアタッチして“味”を楽しんでおります。
正直どれ一つとして、これは素晴らしい画質というものはなく、「柔らかい描写」「線の太い写り」「レトロな雰囲気」であって、現在のキットの標準ズームにさえ勝てるようなレンズはありません。ま、ズミクロンとかプラナーであれば、また違うのかもしれませんが。
そのうち三枚玉が気になって、マイヤーのドミプランも試しましたが、全く世評どおりの「駄目イヤーのゴミプラン」でありました。
まさしく「収差出まくりのレンズを付けて、そのヘンな描写を楽しむ」というやつですね。ほとんどビョーキです。

ただもう一つあります。
昔のレンズが造りが良い。がっちりした金属製の鏡筒、しっとりとしたヘリコイド、心地よいクリック感、丁寧な塗装のフィッシュなど、現在の高級レンズにもない“モノ”としての存在感があるんですね。
今、手元のタクマーレンズを見ていると、リングの刻みといい、文字の彫り込みといい、工芸品のように思えてきます。
この感触なんですよね、オールドレンズを使いたいのは。
ただし「写り」と無関係。
私の現在のメインカメラはミラーレスカメラなのだが、マウントアダプターを買ってまで、あのレンズやこのレンズを付けて撮影してみようという気にはなれない。私は変人なのだろうか?(笑い)。
いえ、私どもこそ変人です。更生したいと思うこの頃です。

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