活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

依頼を踏んだら、さようなら。

2011-04-27 23:05:39 | Weblog
やっぱりそうなのか。「戦場カメラマン」渡部陽一の”お粗末”すぎる被災地写真
問題のSPA!に掲載された三陸沿岸の写真は私も見ました。
「渡部陽一が撮った悪夢」と題されていますから、売込みじゃなくて、注文仕事でしょう。
うーん、なんというか、被写体/主題が遠い感じで、今一歩踏み込んで撮ってない感じ。写真的な構図や効果のダイナミックさが足りない。
レポとしても表現としてもどうなんよと思ったのですが、皆さん同じ感想でしたか。
こんな依頼を受けちゃった上に批判されるとは、仕事の値踏みを間違えたか。

「カメラを構えても、相手が渡部さんに気づいてしまって自然な表情が撮れないんです。国内の取材はやりにくいようですよ」
ということであれば、積極的に被災者の中に入って、内側から災害をあぶり出す撮り方だって可能ではなかろうか。
戦場でも緊迫した前線ではなく、戦地の子供や家族を撮った写真の方がお得意のように思いますしね。
ただ、ブログに掲載されている写真、例えば、釜石陸前高田を観るに、凄くシュールな感じがして、技術以上にセンスの問題のような気が。

現時点で多分、不肖宮嶋や石川文洋よりも、あるいはアラーキーやシノヤマさんよりも有名なカメラマンといえる渡部さん。
いつもEOSを小道具に持参されてますが、そんなことしているカメラマンはペー師匠くらいでしょう。
ともあれ、本業で生き残って欲しいものです。
と、思ったら、こんな本業にも手を出されていたとは。

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