活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

中判カメラ復興(ルイルイダンス)。

2016-06-30 21:57:25 | Weblog
うちの職場の橋本さんはハッシーの愛称で呼ばれておりますが、ハッシーなんて呼ぶなよと世のツァイス教信者からヒンシュクを買ったのはチョートクさん。
ハッシーとはハッセルブラッドですね。言わずと知れたスウェーデンのプロフェッショナル6×6判一眼レフ。
しかしデジタル時代になってからは、旧システムの延長としてデジタルバックは使われているものの、時代に応じた新規なカメラはない状態で、何をトチ狂ったのか、ソニーの一眼レフやミラーレス機のガワだけをゴージャス(あるいは悪趣味)に着飾った成金モデルを単発的に出したりしていました。
ところがさすがにそれでイカンと思ったのか、ここにきていきなり中判ミラーレス機X1Dが発表されました。
何これカコええ!
しかも、どうせフジのOEMかと思たら、全くオリジナルの新設計らしい。やるな瑞典。
しかもレンズはAF。ただし、ツァイスではなく日東光学製らしい。
コミナーを知ってる人のトシが知れるけど、日東は長野にまだちゃんとあるんですね。
あと名称が1DXと似てるのが玉にキズw

ただこれはイイと思っても、いかんせん高価過ぎる。100万円超なんて一般人には崖から飛び降りても出せません。
まあハッセルブラッドH4Dは300~500万円だし、ライカS2も200万円クラス。それから比べたら、ペンタックス645やこのハッセルブラッドX1Dは安価なモデルと言えるのかもなあ。
総じて中判デジタルは高い。銀塩時代には私のような素人でも中判カメラが気軽に買えたのですがねえ(訂正:ハッセルは高くて買えなかったのでブロニカで我慢した(汗)。
これからは安くて(?)コンパクトなデジタルハッセルをハッシーと呼んでね。

しかしです。中判と称しながら、センサーサイズは43.8×32.9mm。面積比でフルサイズの1.7倍しかない。
これで100万かよ。でも、APS-Cからは3.9倍(キヤノンなら4.3倍)あります。
ちなみに、APS-Cに比べて、フルサイズは2.4倍となります。
じゃ、銀塩ではどうだったかと言うと、35ミリ判に比べて、セミ判で2.7倍、6×7判で4.5倍、6×9判なら5.4倍もあったのです。
ということで整理すると、EOS 7Dを使っている人がX1Dを買うと、ライカM6を使ってた人がマミヤ7を買った時の気分になれるということですね。
うーん、このコスパ納得・・・できるかな。
当方、その昔、フジGS645Sを買った際はそのコンパクトさと高画質に感動しましたが、同じ思いはフルサイズでできそうなので、「中判」はいいです。昨日はバイバイなのさ。

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