活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

読者が選ぶ2013年デジタルカメラ人気投票を読む。

2014-01-04 23:39:54 | Weblog
デジカメWatchの「読者が選ぶ2013年デジタルカメラ人気投票」の結果は、レンズ交換式部門はニコンDfが、レンズ一体型部門はオリンパスSTYLUS 1がグランプリに輝きました。

ニコンDfは大いに話題になりましたし、セールスも順調とのことで、首位も順当というところですが、ソニーα7とα7Rの票を合計するとDfを軽く抜くことになるので、本来はこっちが1位かも知れません。一昨年のニコンD800/D800Eと同じパターンですね。
それにしても、ミラーレスが上位を侵食という表現は、何か良くないことになってるような印象を受けるのですが。
たしかにトップ10のうち7機種がミラーレスですが、それを言えば2011年も7機種がミラーレスでしたから、去年特に“侵食”が進んだわけでもないでしょう。
なお、一昨年はフルサイズの年で逆に一眼レフが7機種ランクインでした。
ハイエンド機のリリースは2年おきくらいのペースですので、今年は一眼レフの方が優位かも知れません。一眼レフとミラーレスが交互に当たり年となると良いかもねえ。

一方、オリンパスSTYLUS 1はちょっと意外でした。この人気投票企画は2005年からだけど、歴代トップはリコーGRやフジX100、キヤノンパワーショットS90などであり、大望遠のネオ一眼タイプは初めてですね。
スマホとの差別化が最重要の課題となってきたコンデジは、大型センサーか大望遠しか生き残れないように思われるのですが、そこに集約してくると今度は供給過剰で商品価値が低下する。去年APS-CとなったリコーGRですが、同クラスの狭間の中で1/1.7型時代より目立たなくなってしまった感じがします。
こちらの部門の将来は全く予想がつかないですね、そもそも将来があるのかどうかも含めて。

なお、「人気」と売れ行きは必ずしも一致してないようではあります。