活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2017。

2017-12-31 08:52:52 | Weblog
いやはやまた年末です。いつやめようかと思いつつも、たまに思いついたら開店ブログ。
例年恒例のこれだけはやらねば。
今年発売されたデジカメで最もアレな機種を選定致します。
最大5機種、持ち点は20点。
ついては歴代グランプリは以下の通りでございます。

2004年 オリンパス Ferrari DIGITAL MODEL 2004・・・シャア限定
2005年 オリンパス CAMEDIA SP-350・・・ア・バオア・クー
2006年 パナソニック LUMIX DMC-L1・・・「走る人」がいない。
2007年 富士フイルム FinePix F40fdおよび50fd・・・高画素に泣いた。
2008年 キヤノン EOS Kiss F・・・キスの敵はキスだった。
2009年 リコーGXR・・・チェンジ!ゲッターGXR
2010年 ペンタックスI-10・・・「名機」が駄洒落で復活
2011年 ニコン1V1・・・誰もが仰け反った怪デザイン
2012年 キヤノンEOS M・・・満を持して、謎のAF性能><
2013年 カシオEXILIM EX-TR15・・・東アジアの純真
2014年 シグマdp1/dp2 Quattro・・・クアトロ多部未華子説
2015年 くまモンのライカM(Type 240)・・・こういう商売しています。
2016年 ニコンDLシリーズ・・・出す出す詐欺(未遂)

しかし、デジカメの新製品は減ってますね。今年は40機種だったとか。
以下、新発売の機種数(CP:コンデジ、ML:ミラーレス、SL:一眼レフ)を示します。
        CP  ML  SL
キヤノン    6  2  4  計12
ソニー     3  2  0  計 5
フジ      2  3  0  計 5
パナ      2  2  0  計 4
ニコン     1  0  2  計 3
オリンパス   1  1  0  計 2
リコー・ペンタ 1  0  1  計 2
カシオ     7  0  0  計 7  計 CP:23、ML:10、SL: 7= 総計40
  
では、10年前の2007年はどうだったか。
        CP  ML  SL
キヤノン    15  0  3  計18
ソニー     11  0  1  計12
フジ      9  0  1  計10
パナ      11  0  1  計12
ニコン     15  0  3  計18
オリンパス   17  0  3  計20
リコー・ペンタ 14  0  1  計15
カシオ     8  0  0  計 8
シグマ     0  0  1  計 1  計 CP:100、ML:0、SL:14= 総計114

コンデジは1/4、一眼レフも半減ですね。
ちなみにミラーレスは元祖のLumix G1が2008年ですので、10年前にはまだ存在していませんでした。
ちょっと前まではエントリー機は毎年モデルチェンジをしていたが、さすがに毎年手を変え品を変えて新規層をガシガシ取り込もうというフェーズはいったん終了で、ハイエンド機に力を入れる……となるとそうそう数は出せないってことだ。
その分、意欲的なカメラが出てきてるのでカメラ好きとしては面白い展開だ。

まあ、バブルは過ぎ去って少数精鋭になるのとはイイことだが、その分、ツッコミ甲斐のあるモデルが減ってきたのは面白くないw
そんな中で選んでみました。どーですか、お客さん~

2位(5点):ソニー Cyber-shot DSC-RX0
 アレはアレでもポジティブなアレ。お前ら、使い方を考えろよって、「ゼロ」。さすがのソニーですねえ。
 未来を先取りし過ぎて、今回はコマーシャル的には難しいと思うけど、それをあえて出すのがソニー魂。
 テッサーが付いているのが泣ける。
1位(15点):カシオ EXILIM EX-ZR1800
 機能満載、モニター跳ね上げ式の自撮りコンデジだが、ZRシリーズはいっぱいあり過ぎてどれがどれだか判らない。
 壊滅寸前のコンデジを10年前と同じペースで続けている「デジカメの元祖」カシオは不思議な会社だと思う。
 それも惰性でだらだら出しているのではなく、ちゃんとその都度、新機能新機軸を打ち出してくる。
 カシオはやればできる子。このままフェードアウトして欲しくない。

さあて、来年のデジカメは?(サザエさんの口調で)。

鏡の世界を通り抜け。

2017-11-30 22:27:24 | Weblog
デジカメ各社、販売計画を相次ぎ上方修正。ミラーレスで明暗も
デジタルカメラ大手4社が2017年度の販売計画を相次ぎ上方修正した。
特に各社はミラーレス一眼カメラでの覇権を狙い、営業攻勢を強めている。
全市場に占めるミラーレスの比率は徐々に上がり、ミラーレスに重点を置くメーカーの販売台数は先行して下げ止まり始めた。

ミラーレス10年。当初はいろいろ物議のあった“ミラーレズ”もすっかり普通名詞になってしまいました。
個人的には興味本位でLumix G1を買ってみて、コレだ!と思い、以後、オリンパスペン、ソニーNEXと続いて、途中で一眼レフとは決別して現在に至ル。
一眼レフにはもう興味がないというか、ヨドバシに行っても一眼レフコーナーには近寄ることさえなくなりました。

しかし、この記事を見るに、ニコン、キヤノンの二強は凄いですね。
レンズ交換式では、軽くオリンパスの5倍、10倍の台数。パナソニックやリコーは表に出してもらえないw
ここでちょっと驚きなのはソニー。コンデジとの合計台数での記載ですが、すでにニコンに肉薄しています。
ソニー、ミラーレスカメラで「プロ市場攻略」を宣言
サイバーショットの頃からカメラビジネスを担当しているが、ソニーのカメラは「電気屋のカメラ」と揶揄され続けたという。
「カメラといえばソニーといわれるのが、20年前からの願望だった」と石塚氏。

デジイチに安穏としてきたニコンはこのところ旗色が悪いし、後出し必勝のキヤノンもミラーレスの分野では遅れが挽回できていないように思われます。
いつまでも一眼レフを引きずっていてはジリ貧に陥ってしまうのでは。と、両社とも自覚はしているんでしょうけどねえ。
それに何たって電気屋はセンサーを握ってますから。5年後にはソニーとパナが二強になっているかも知れません。
今だ、鏡を外せ→パンチのチャンス→留めの一撃。戦え僕らのミラーレス♪

ローテク一本の光で。

2017-10-29 05:22:50 | Weblog
ここに来てヤシカが復活です。
まずはスマホ用のコンバージョンレンズ、そして今回、digiFilm Camera Y35が発表されました。
とは言っても、かのエレクトロ35やコンタックスで一世を風靡した信州諏訪のヤシカやそれを引き継いだ京セラとは全く無関係で、「ヤシカ」というブランドだけの「昔の名前で出ています」商売。
今は香港の会社が「ヤシカ」の商標を所有しており、この会社がY35を開発しているようです。
一時はエクゼモードにブランドを貸し出して、ヤシカ銘の安デジカメを出していましたね。
ガワだけクラシカルなEZ F521がちょっとだけ評判になったりしました。

今回もこの路線で、Y35もレトロ風味のトイデジカメのようですが、なんたって面白いのは裏蓋を開けて「デジフィルム」を装填すること。
これ、センサーを交換できるわけではなく、イメージエフェクト用のコントロールユニットなのです。
というか、普通のデジカメでは本体側のモード切替で簡単に出来るようなことを、わざわざユニットを入れ替えないと出来ない。
結構デカいこのユニット、一体何が入っているんでしょうか。本体側とのコネクトがどうなってるのかもよく分からないですね。
もうひとつのギミックは、撮影時にレバー巻き上げを行うこと。まさか機械的にシャッターをチャージしているとは思えないので、何のために巻き上げ動作をするのか、何かの機能と連動しているのか、まさに謎なのですが、これは魅力的な性能といえます。
逆に言うと、「フィルム装填ができる」「フィルム巻上げができる」が、このカメラのすべてであり、ローテクのミミックのアイディア一本で成り立ってると言えるかも。
なのに、クラウドファンディングでは目標額の何倍もの資金が調達できそうな勢いのようです。
このようなトイデジカメに往年の名機エレクトロ35のイメージを前面に押し出して、ヤシカのエースコード「Y」を持ってくるあたり、何でもやっチャイナですね。恐るべし。

単体カメラ殲滅SV計画。

2017-08-22 05:41:49 | Weblog
スマホ普及で売れないコンデジ このまま消滅してしまうのか
コンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)やデジタル一眼レフ、新型ミラーレス機などカメラ製品全般の販売不振が世界中で止まらない。
ここまでカメラが売れなくなった理由は、ただひとつ。スマートフォンの台頭で市場を奪われたからだ。

ま、そのとおりですね。改めて言うまでもない。
最近はスマホでも手振れ補正やボケ効果もカバーしてきているから、単体カメラのプライオリティはさらに窮地に追い込まれています。
スマホに足りないものといったら、唯一、レンズ交換くらいじゃないかしら。
現状は、コンバージョンレンズをマグネットでくっつけたり、洗濯ばさみで押し付けたり、大仰なホルダーで固定したりしていますが、ちゃんとしたマウントを規定して、スマホのボディに固着できたら―それは単体カメラに止めを刺すことになるのでは。
Appleが着脱式レンズの新たな特許を取得、今度はバヨネット式マウント
うーむ、スマホのレンズマウントの問題は「強度」のようですね。確かに。

レンズではなく、センサー内蔵のカメラユニットを着脱する方法もありますが(ソニーとかハッセルとか)、現状、これらはデカくて、これだったら単体カメラを別に持つのとあまり変わらない。
なので、もっと小さくて平べったいCONTAX SL300RT*みたいなカメラユニットをジョイントを介してスマホにドッキングする方法はどうでしょうか。
このジョイントをマウントとし、高倍率ズームとか大口径標準とか超広角とかのユニットを着脱できる。いいかも。
しかもスイバルだ。カシオ、やってくれ。

よく考えると、時代の流れとともにカメラの形式が変わっただけで、写真文化は飛躍的に発展中と言えます。
「奪われた」とか「消滅」とか何かネガティブな論調で語られるけど、実は良いことですよね。要は発想の転換かと。

ニコン 100年の功徳。

2017-07-31 05:29:46 | Weblog
ニコン様が100周年です。
ニコン創立100周年はおめでたいけど、その記念プロダクトがスワロフスキーってどうなの
ガラスの置物18万円て、高いのか安いのか相場なのかよくわからないけど、ニコ爺が買うんだろうか。誰得という感じがするんだが。
DLシリーズの発売中止、半導体事業やカメラ事業の悪化、1000人規模の希望退職者と、ニコンはこのところあまりいい話がありませんね。
未だに会社事業の半分以上がカメラ関連分野ということが問題で、この構造改革が100年目にして切迫した課題ということのようです。
日本を代表するカメラ会社がこういう状況ですもんね。時代は変わりました。

もう一方の雄、キヤノンですが、実は今年80周年なのです。記念特別配当が出るという景気のよい話以外は特に動きがないみたい。
ちなみにリコーは去年80周年。こちらはリストラの真っ最中で、本社の銀座からの撤退がニュースになりましたね。
GRの80周年記念モデルがありました。
そういえば、ペンタックス60周年記念モデルがLX(1980年)、75周年記念モデルがEspio Mini(1994年)でしたから(両方と持ってたな)、2019年か2020年が100周年でしょうけど、まさかリコーの傘下になっちゃうとは思わなかったし、100年目には一眼レフのペンタックスがあるかどうか。
栄華盛衰。

このような情勢の中、どのメーカーも高付加価値製品への「選択と集中」を謳っていますが、この先どうなるのか予断を許しません。
ともあれ、光学兵器の軍事産業から一転「世界の目」となったニコンの100年。ニッポンにニコンがあってホントよかった。祝。

サムやんの下心。

2017-06-30 16:47:57 | Weblog
こういうのが欲しかった!待望のレンズがついに発売になりました。
Samyang AF 35mm F2.8 FE。え、そんなもの?大したことないじゃん、て?
そうなんです。パンケーキレンズをスレンダーちっぱい系AVと同じくらい偏愛する私。
銀塩時代から、デジタル一眼の頃から、そしてミラーレスに至ってもパンケーキはやめられまへん。
現在、NEXを主力に使用中で、E 16mm F2.8または E20mm F2.8と付けたNEX-5NとE 30mm F3.5またはシグマ30mm DN F2.8を装着したNEX-5Tの2台持ちがマイフェイバリットな街歩きのスタイルなのですが、30mmレンズがソニーもシグマも微妙にサイズが大きいのですねえ(シグマは起動が遅いというのもある)。
E 35mm F1.8ならもうちょっとシックリ行くのかなあと、ずっと脳内シミュレーションしていたり、横目でEOS M系はパンケーキがイケてる、乗り換えようかと浮気心を掻き立てられたりしていたのですが、そんな葛藤の日々に今回のサムヤンはまさにどストライクでした。

そんなマドロッコしい物欲を抱かなくても、標準ズームでいいじゃん。ソニーのAPS-CにはパンケーキズームのE 16-50mm F3.5-5.6がありますやろ。
と言われるでしょうが、アレは私も持っていました。でも、撮っていてトキメかないんですよね、ズームは(特に電動は)。
そういうオールドファッションな輩も居るんです。いや、結構居るんじゃないかと思います。
カメラというジャンル自体が落ち込んできたご時勢、各メーカーともにスマホに対抗するには大型センサー&大口径レンズだぜと一斉に舵を切ってきたように思われます。
ソニーもα1桁系に注力しているようで、APS-Cは開店休業状態ですし、そもそもSamyang AF 35mm F2.8 FEにしてもフルサイズ用であり、Sonnar T* FE 35mm F2.8の廉価版という位置づけですもんねえ。
でも暗くても小さいコレをNEXやα4桁に付けることを考えている人は多いと思うな。
面舵だけでは行き先は限られています。サムヤンはそのあたりも突いてきたって感じがします。サムやん、ええで。分かってはるわ。
一方、「DNレンズはシグマの良心」と言われたシグマにもこのあたりをぐいぐい突いて欲しいのだ。ようそろ。

E-M5 MarkⅡを買わざるの記。

2017-05-25 20:14:48 | Weblog
当方、OM-D E-M5のエリブラを使っていたのですが、そろそろ買い替えようかと次期機種を選定したわけです。
まず、E-M1系はアウトオブ範疇。大きい、重い、高い、何かプロっぽいw
あと電子シャッターが使えるやつがイイ。パナ留美GM5で電子シャッターの威力を知ってからヤミツキです。
となると結局、E-M5 MarkⅡかM10 MarkⅡの二択になるわけですが、ずいぶん迷った挙句、E-M10 MarkⅡを購入しました。

価格的にはそう変わらず、E-M5 MarkⅡの方が高機能で高品位。にも関わらずM10 MarkⅡにしたのは、ズバリ、モニターのリトラクタブル方式。
E-M5の初代は縦開きのティルト式だったのに、MarkⅡではなぜか横開きのバリアングル式になっちゃったんですねえ。なんでなんだろ。
レフ機を三脚に乗せて風景を撮るような場合はバリアンが便利なのだろうけど、小型軽量を身上に街中でスナップするミラーレス機ではティルトの方が絶対使い勝手が良い。
ストリートでこれだっと撮る際にバリアンのモニターがストラップと干渉したりすると殺意すら感じます(ローアングラーもきっと怒ってますヨ?)。
これってPEN-Fもそう。E-P5はティルトだったのに。PENシリーズにはその位置づけ的にもバリアンは似合わないと思います。
パナ留美もGX7系がティルトなのにGX8はバリアン。
ひょっとしてメーカーは、ティルト=エントリークラス、バリアン=アッパークラスとか考えているんだろうか。
だったら、この勘違いめと言いたいゾ。
その点、ソニーはティルトで一貫しています。エラい。ま、3軸横開き可もありますが。

でもホントは、E-M10 MarkⅡがOM-1にそっくりだから♪というのが最も大きな理由なのは、公然の秘密です。
(ちなみにE-M5 MarkⅡの方は肝心の「OM型ノブスイッチ」の周りがゴタついていて使いづらいのだ)

カブトゼクター、力シオから。

2017-04-01 20:39:14 | Weblog
コンデジの凋落はもはや「歴史」であり、マーケットシーンで語られることもなくなってしまいました。
しかし、こういう手がまだあったんですねー。
今熱い注目が集まっている小型ドローンと画質にこだわったカメラが合体。しかも仮面ライダーカブトの変身アイテム、カブトゼクターをフューチャ―したというKR-1000。力シオから。
カブトムシ型のドローンがぶーんと飛んできて、写真をパチリ。空中でキャッチして、ベルトのバックルに装着。うーん、なりきりですね。
カシオとパンダイの共同開発だそうで、バンダイが大人の為の新しい玩具として展開するシリーズ「COMPLETE SELECTION MODIFICATION」の発展形として企画を持ち込んだそうな。
価格17万円て、オトナ向けですからね。納得のキャスト・オフ。

輝け!裏デジカメ・オブザイヤー2016。

2016-12-31 15:47:01 | Weblog
まだやっているのかこのブログ。いやいや年末恒例のこれだけはやらまいか。
今年発売されたデジカメ(レンズ交換式、レンズ一体型)の中でもっとも残念な機種を選ぶこの企画。
武器も持たない、金もない、権力も持たない、庶民の唯一の評価手段、ぼやきデジカメ。略してぼやデジ。
最大5機種、持ち点は20点。選者は私、大西安いよ先生です。
ついては歴代グランプリは以下の通り。

2004年 オリンパス Ferrari DIGITAL MODEL 2004・・・シャア限定
2005年 オリンパス CAMEDIA SP-350・・・ア・バオア・クー
2006年 パナソニック LUMIX DMC-L1・・・「走る人」がいない。
2007年 富士フイルム FinePix F40fdおよび50fd・・・高画素に泣いた。
2008年 キヤノン EOS Kiss F・・・キスの敵はキスだった。
2009年 リコーGXR・・・チェンジ!ゲッターGXR
2010年 ペンタックスI-10・・・「名機」が駄洒落で復活
2011年 ニコン1V1・・・誰もが仰け反った怪デザイン
2012年 キヤノンEOS M・・・満を持して、謎のAF性能><
2013年 カシオEXILIM EX-TR15・・・東アジアの純真
2014年 シグマdp1/dp2 Quattro・・・クアトロ多部未華子説。
2015年 くまモンのライカM(Type 240)・・・こういう商売しています。

しかし、デジカメの新製品て減ってますよねえ。
一眼レフミラーレスと一応あるけど、何か突っ込みどころがない。
コンデジはアクション系か大望遠。一般的なタイプはもはや認識外かもなあ。
では、とりあえず参りましょう。

3位(5点):オリンパスペンF
 オリンパスはいつまでこの“ガワだけレトロ”路線を続けるんでしょうねえ。
 E-P1がペンFだったのが、E-P5でよりペンFになり、ついに名前までペンFに。
 似せるために無理やりくっつけたプロファイルコントロールダイヤルを外したペンFVも出してくれ。  
2位(7点):キヤノン EOS M5
 いままでのミラーレスに、満足しているか? とキヤノン得意の後出しじゃんけんを仕掛けてきたが・・・
 性能面でも価格面でもシステムの充実度でも他社のミラーレスに一歩半後塵を拝している感じ。
 Kissを引きずっていていいのか。どうしたんだキヤノン、しっかりしろキヤノンと言いたいぞ。 
1位(8点):ニコンDLシリーズ
 1型センサーのコンデジはソニー、キヤノン、パナソニックと増殖中。
 満を持してニコン様もご参入・・・のはずが、プレスリリースから1年経っても実物が出てこない。
 出す出す詐欺かよ。人員整理のこともあって、新発売即製造終了なんて噂もあります。
 そもそも1型コンデジって、そんなに需要があるんだろうか。

コンデジに続いて、今年はレンズ交換式カメラもかなり落ち込む見込みのようです。
この流れは来年も続くでしょうねえ。今までがバブルであり、普通に戻ったと言えるのかもしれませんが。
来年は突っ込み甲斐のあるカメラが出てきて欲しいものです。

古い奴こそ古いものを欲しがるもんでございます。

2016-11-30 07:29:54 | Weblog
5年後はともかく、10年後はもうカメラなんてどうなってるのか、おぢさんには想像できません。
日立が「レンズなし」のカメラ開発とのことですが、ミラーレスの次はレンズレスかよ。
レンズで結像して写真撮る、ということ自体が古くなっちゃうのかもなあ。
一方その頃、古いと言えば、ズマロンM 28mm F5.6の復刻版発売の件。今さらジローの極みですなあ。
今時F5.6で30万円でっせ。まあ、オリジナルの方も中古で10万円ほどですから、工芸品と考えればそんなものなんでしょうかねえ。
さすが“腐ってもライカ”でありますが、意外に10年後もこういう商売がしぶとく生き延びるのかも知れません。
逆に現在は最先端の日本のカメラ業界の方が生き残りが難しいのかも。
今でさえなんちゃってレトロ連発ですから。 どこに新しいものがございましょう。