山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

吉祥寺散歩

2012-05-06 19:00:07 | 旅行・街歩き
今日は、夫がヨドバシカメラに行くというので、それにつきあい、ついでに井の頭公園を散歩することにしました。

井の頭公園に着くと、ヴァイオリン演奏をやっていたので、しばらく聴かせていただきました。
軽快な楽しい曲が多く、きれいな音色で気持がよかったです。



奏者は、ムトゥー・アラータさんという方で、いろいろなところでライブをしているようです。



箏の演奏などもやっていました。



井の頭池には、「白鳥」がいっぱいです。



劇画をすごい臨場感とすごい迫力で読むおじさんがいました。



露店もたくさん出ていました。



井の頭池から流れ出る水が、神田川の源流となっているそうです。



それが「水門橋」というところです。



公園を一回りして、街中に戻りました。



↑駅と公園の間の、賑やかな通り。いろいろな雑貨店や飲食店があります。



横道に入ってみたら、イタリアンレストランがあったので、そこでランチにしました。



そのあと、楳図かずお邸に行ってみたくなり、歩いてみました。



ほどなく、みつかりました。

近所の人から、街の景観を乱すということで問題になったりしたことがあったようですが、なかなかいい感じでした。建物の前面に緑の樹木があるので、赤白のしましまは、ほとんど気になりません。



上のほうに、まことちゃんがいます。楽しいですね。
それに、とてもきれいな建物です。



夢があって、街が楽しくなるのではないかと思いました。

でも、私たちのような野次馬がぞろぞろ歩きまわるのが、近所の人には迷惑かもしれないので、
早めに退散しました。



駅北側、サンロード入口は、いつものように雑踏で、看板だらけ。
ハモニカ横町の中を初めて歩いてみました。狭い通路の両側に小さな店がたくさん並んで、いい雰囲気をだしていました。
こんど、お店に入ってみたいと思います。

3時ころ、家に帰るとすぐ、雨が降ってきました。
3時半にはものすごく激しい雨になり、雷も鳴りました。
早く帰ってきてよかったです。

ゴールデンウィークは、今日でおしまい。
明日から、また仕事です。いきなり5日間勤務は気が重いなあ~。























席を譲る人

2012-05-06 00:29:46 | 日記
今日、実家から戻ってきました。
帰りの電車の中は、ゴールデンウィークとあって観光客でごった返していました。
子ども連れの人も多く、中には赤ちゃんを抱いて立っている人も複数いました。夫婦連れなら交代もできるでしょうが、入口のすぐ近くに母親1人で、3人の小さなお子さんを連れている人がいて、小学1年くらいの女の子は1つの座席に座り、3歳くらいの子はそれに向かい合った1つの座席の背もたれのほうに向かって突っ伏して、寝ていました。お母さんと赤ちゃん(やっと歩き始めたくらい)は座席が無く、上のお子さんたちの間あたりに立って、お母さんが赤ちゃんを床に下ろしたり抱き上げたりしていました。赤ちゃんは疲れているらしく、ぐずって鳴き続けていました。

観光地の電車は、妙な作りになっていて、通勤電車のようなつり革がありません。座席も景色を楽しむことを重視しており、無駄なスペースの多い配置となっています。
そのため、座れる人がとても少なく、立っている人は、つかまるところもないという構造です。普段は田舎ゆえ、乗客が少ないから良いのですが、観光客が多い時はとても不都合で、なんでこんな設計にしたんだろうと、思うばかりです。

そんな電車の中、この赤ちゃんを抱いたお母さんに席を譲ろうとする人は誰もいませんでした。他の人も、遊び疲れているのでしょうが、それにしても、体力のある成人などは席を譲ってもよさそうなものです。

各駅に着くたびに客は減るどころか増えるばかりで、最初から立っていた私も、どんどん奥の方に詰めて行きました。出入り口が1車両の前後にしかないというのも乗り降りに不便な電車です。窓が開かず、空調も良いとは言えません。(この電車にはシルバーシートはありません。)

ある駅でどっと乗りこんで来た乗客の中に、髪の毛の真っ白な婦人がいて、通路に立っていました。すると、車両の中央寄りの座席に座っていた欧米人の中年男性が立ちあがり、その老婦人に向かって、どうぞここへ、と招きました。3mくらい離れていて、混雑しているので、老夫人はすぐにそこまで行くことができません。しかし、老夫人の至近距離に座っている日本人は、誰ひとり席を譲ろうとはしませんでした。そのような状況で、老婦人は「大丈夫です」と遠慮していましたが、それでもさらに西洋人の男性がどうぞと言って立ちあがったまま待っているので、老婦人はそちらに向かって歩いて行き、ようやく座席に座ることができました。

その欧米人男性の、なんという自然な動きなのでしょう。欧米人というのは、小さな時から、女性や老人を守るように教育されているのかなと思いました。

その男性は、小学高学年くらいの女の子と2人連れで、隣どうしに座っていましたが、父親の代わりに老婦人が座る配置となり、父親は娘の前に立っていました。なんという素晴らしい父親なのでしょう。“BOSTON REDSOX”という文字の入ったTシャツを着ていました。レッドソックスのファンなのですね。

電車が終点に近付いてきました。すると、老婦人が「ありがとうございました。とても助かりました」と丁寧にお礼を言っていました。そして、自分が持っているキーホルダーの飾りのようなものを、少女に上げようとしました。すると、そのお父さんが、「それはあなたの大切にしているものですから、いただくわけにはいきません」というようなことを日本語で言って拒みましたが、夫人はそれを少女にあげて感謝の気持ちを示したいようで、結局少女はにこやかに受け取っていました。

なんか、とても心の温まる場面でした。

一方、あの赤ちゃんを抱いたお母さんは、大変なままだったようです。
老婦人に席をゆずった欧米人男性は、席を立ってから、入り口付近の母子のほうも気にしている様子で、鳴き声がするたびに視線を走らせていました。

みんなが、このひとみたいな人だったらいいのですけどね。席を譲る思いやりのない日本人社会は、ちょっと恥ずかしいです。