夕張市の成人式の話題が放送されていた。
いつも60万円出る補助金が1万円しか出ないということで、自分たちのお金や地域や全国からの寄付金を集め、自分たちの手作りで成人式を行ったという話である。
お膳立てされた成人式に出席し、感謝の念もなく馬鹿な振る舞いをする人間が現われたような、とある自治体の成人式に比べたら、どんなにすばらしいことであろうか。
お金がないほうが人間は健全に育つんじゃないかと思うくらいである。
しかし、この夕張の美談に少々水をさすようだが、あまりにも各テレビ局で賛辞されて放送されたのがいやな気がした。
その辺は、私が「あまのじゃく」であるからでもあるのだが、実行委員は6人いるのに、そのうちの1人のかわいい顔をした女の子で以前泣いて市役所の人に食ってかかっていた子をクローズアップしすぎているように思った。あの子が責任者なのかな。でもあれだけテレビ画面に取り上げられるのは絵になるからかなあなどと思うのはひねくれているのだろうか。あのように全国に紹介されたら、苦労がサマになり、やり甲斐もあるだろう。本人にそんな気はなくても、テレビであまりに英雄のように放送されてはそのようにも受け取られかねない。他にも頑張った人がいるはずだが、あまりにもひとりに焦点を当てすぎているように思えた。
それから、疑問があるのであるが、夕張では毎年新成人にお金を渡して、新成人が中心になって企画などし、成人式が行なわれているのだろうか?そういうやりかたは珍しいのではなかろうか?
なんかテレビを見ていたら、「成人祭」の補助金がないということで、テーブルを囲んで飲んだり食べたりする新成人の懇親会のようなものが映っていて、ペットボトルやお菓子が並んでいたが、それは今年に限ってそういう形式になっているのだろうか?今までは式典のあとにもっと盛大なパーティーなどがあったのだろうか。
普通どこの自治体でも成人式は式典のみで飲食物などが出ることはないと思うし、ある程度の式の進行は新成人ではなく、役所の人などが決めていると思うのだが、そういうのはいくら財政が破綻したとはいえ、役所の人たちの職務でありそれらは予算とは関係ないのではなかろうか?
予算がなければプロの音楽などのパフォーマンスはできないとは思うが、成人を祝うボランティアくらいは募れるはずである。
会場の光熱費なども出せず、全面的に麻痺状態ということなのだろうか?新成人に対して式典も行わず、市が新成人の実行委員に1万円札1枚のみを渡して、勝手にやれといったような、冷酷無残な仕打ちをしているというふうに放送からは受け取れたのだが、ほんとうにそういうことなんだろうか?情けない公務員と勇敢な若者という絵に描いたような対照的な姿である。
毎年新成人が中心になっていて、役所は補助金を渡すだけという形式だったから、お金のない今年はそんなことになってなってしまったのだろうか。
それとも、今年に限って市役所の人は成人式どころの状況ではなく、別のことに必死にならなければならず、1万円だけ渡して終りにするという行動をとろうとしたのであろうか?
もしかして、普通の自治体の成人式って祝辞にくる偉い人を接待したりするのにもお金がかかっているのかな?だから、大人が企画したら予算がなければできないということなのだろうか?
なんか、その辺が夕張に限らず、全国各地の「成人式」のしくみについてよくわからなくなってきた。成人式というのは市の予算や仕事そのものではなく、補助金という形で協力されるものなのかな?普通、どうなっているんだろう。
まあ、いずれにしても逆境にあって燃えるものを見つけ、打ち込んで、成功を収めることができたことは、夕張の若者にとっていい経験だったと思う。
逆境もなく、打ち込む対象もなく、エネルギーの持って行きどころもなく、どこにいても花形になることのできない若者が、成人式のステージに上って傍若無人な振る舞いを起こし逮捕されたりしてしまうことも起きているのだろう。
いつも60万円出る補助金が1万円しか出ないということで、自分たちのお金や地域や全国からの寄付金を集め、自分たちの手作りで成人式を行ったという話である。
お膳立てされた成人式に出席し、感謝の念もなく馬鹿な振る舞いをする人間が現われたような、とある自治体の成人式に比べたら、どんなにすばらしいことであろうか。
お金がないほうが人間は健全に育つんじゃないかと思うくらいである。
しかし、この夕張の美談に少々水をさすようだが、あまりにも各テレビ局で賛辞されて放送されたのがいやな気がした。
その辺は、私が「あまのじゃく」であるからでもあるのだが、実行委員は6人いるのに、そのうちの1人のかわいい顔をした女の子で以前泣いて市役所の人に食ってかかっていた子をクローズアップしすぎているように思った。あの子が責任者なのかな。でもあれだけテレビ画面に取り上げられるのは絵になるからかなあなどと思うのはひねくれているのだろうか。あのように全国に紹介されたら、苦労がサマになり、やり甲斐もあるだろう。本人にそんな気はなくても、テレビであまりに英雄のように放送されてはそのようにも受け取られかねない。他にも頑張った人がいるはずだが、あまりにもひとりに焦点を当てすぎているように思えた。
それから、疑問があるのであるが、夕張では毎年新成人にお金を渡して、新成人が中心になって企画などし、成人式が行なわれているのだろうか?そういうやりかたは珍しいのではなかろうか?
なんかテレビを見ていたら、「成人祭」の補助金がないということで、テーブルを囲んで飲んだり食べたりする新成人の懇親会のようなものが映っていて、ペットボトルやお菓子が並んでいたが、それは今年に限ってそういう形式になっているのだろうか?今までは式典のあとにもっと盛大なパーティーなどがあったのだろうか。
普通どこの自治体でも成人式は式典のみで飲食物などが出ることはないと思うし、ある程度の式の進行は新成人ではなく、役所の人などが決めていると思うのだが、そういうのはいくら財政が破綻したとはいえ、役所の人たちの職務でありそれらは予算とは関係ないのではなかろうか?
予算がなければプロの音楽などのパフォーマンスはできないとは思うが、成人を祝うボランティアくらいは募れるはずである。
会場の光熱費なども出せず、全面的に麻痺状態ということなのだろうか?新成人に対して式典も行わず、市が新成人の実行委員に1万円札1枚のみを渡して、勝手にやれといったような、冷酷無残な仕打ちをしているというふうに放送からは受け取れたのだが、ほんとうにそういうことなんだろうか?情けない公務員と勇敢な若者という絵に描いたような対照的な姿である。
毎年新成人が中心になっていて、役所は補助金を渡すだけという形式だったから、お金のない今年はそんなことになってなってしまったのだろうか。
それとも、今年に限って市役所の人は成人式どころの状況ではなく、別のことに必死にならなければならず、1万円だけ渡して終りにするという行動をとろうとしたのであろうか?
もしかして、普通の自治体の成人式って祝辞にくる偉い人を接待したりするのにもお金がかかっているのかな?だから、大人が企画したら予算がなければできないということなのだろうか?
なんか、その辺が夕張に限らず、全国各地の「成人式」のしくみについてよくわからなくなってきた。成人式というのは市の予算や仕事そのものではなく、補助金という形で協力されるものなのかな?普通、どうなっているんだろう。
まあ、いずれにしても逆境にあって燃えるものを見つけ、打ち込んで、成功を収めることができたことは、夕張の若者にとっていい経験だったと思う。
逆境もなく、打ち込む対象もなく、エネルギーの持って行きどころもなく、どこにいても花形になることのできない若者が、成人式のステージに上って傍若無人な振る舞いを起こし逮捕されたりしてしまうことも起きているのだろう。