昨日の夕方からの雨で気温は急降下したが、晴れた休日!娘は中学時代の友人に旅行報告で遊びに行ってしまった。娘は観なくていいと言った「K-20 怪人二十面相・伝」 を鹿賀丈史贔屓仲間の北西のキティさんと待ち合わせてMOVIXさいたま新都心に観に行った。
配役・解説を「映画のことならeiga.com」サイトから引用。
【解説】北村想の「怪人二十面相・伝」を金城武主演で映画化。監督は「アンフェア the movie」などの脚本家・佐藤嗣麻子。1949年、一部の特権階級が富を独占している日本の都市・帝都に、金持ちだけを狙って盗みを働く“K-20(怪人二十面相)”が出没。謎の男にだまされてK-20に仕立て上げられ、世間から追われる身となったサーカス団の曲芸師・遠藤平吉は、富豪の令嬢・羽柴葉子や名探偵・明智小五郎らを巻き込み、K-20に戦いを挑むことを決意する。
【配役】金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴、益岡徹、鹿賀丈史、他
まず金城武だが、チャン・イーモウ監督の「LOVERS」でそのカッコよさに注目。「レッドクリフpart1」を見逃したのでこちらでと思ったのがいけなかった。日本語の台詞回しがどうにも下手くそである。子役との会話の場面など子役の方が情感がこもっていてうまいと思ってしまった。主役の台詞回しがこれでは私は入っていけない(T-T)
松たか子の令嬢・羽柴葉子が「へいきち様~」とか「良家の子女のたしなみですわ」というブリブリっ子ぶりも私にはダメ。「メタルマクベス」のマクベス夫婦でも幼児言葉でいちゃつくところが生理的にダメだったから、今回のお嬢様ぶりや笑いをとる場面も笑えるが実はかなり引いてしまっている。
本郷奏多の小林少年のあり方も少年探偵団の活動も気持ちが悪くてダメ(12/25追記:子どもが権力の手先というのがヒットラーユーゲント的で嫌な感じがしたのだと思う)。
そうだ、もともと江戸川乱歩の明智小五郎シリーズも小学生の時の学級文庫で何冊か読んで早々に撤退し、アルセーヌ・ルパンシリーズに入れ込んでいたのだっけ。
美輪明宏の「黒蜥蜴」は一見の価値ありだったが、先月の国立劇場の「人間豹」の歌舞伎版にも手を出さなかったくらいだし(^^ゞ
一番肝心の鹿賀丈史も怪人二十面相・・・・・・の変装のひとつだったし、期待していただけにガッカリ度大。
太平洋戦争がなかった世界の日本の「帝都」を舞台にしている物語というところでまず私にはダメだったようだ。(12/25追記:私立探偵が男爵という設定にも違和感。やはり明智小五郎は権力とは一線を画した男であってほしいのだ)
女性監督ということでも期待したが、まぁ一定レベルのエンタメ作品として仕上がっているのでそういう評価はできると思う。脚本を書いていた「アンフェア the movie」は面白かったんだけどなぁ。
写真は買い物に行ったSATYのキャベツ売り場に展示されていた芽キャベツの鉢植え。形が面白かったので携帯で撮影した。
その店で電球型蛍光灯というヤツを初めて我が家に導入すべく買ってきて、風呂場の電球のうち一つが切れていたのを交換したら色調が違っていて不思議な色合いになってしまって苦笑。なんか盛り上がらない一日になってしまった。
夜のTVドラマで「チームバチスタの栄光」を見て、中村トオルは厚生労働省の変わった役人役で口直しさせてもらった。 金城武については「LOVERS」のプログラムを引っ張り出してそのカッコいい写真で口直し。「レッドクリフpart2」はしっかり観ることにしよう。
今回はおつきあいいただきまして有難うございますm(_ _)m
後から玲小姐さんにもお聞きしましたが、明智小五郎の世界自体が私には向いてないのかもしれません。
明日の「ラ・カージュ・オ・フォール」の鹿賀さんでリベンジです!
★paruさま
>金城武は外国映画の方がいいように思います......そうですよね。だから「レッドクリフpart1」をなんとかレイトショーで見ようと画策中です。
★「もののはじめblog」のiinaさま
TB有難うございましたm(_ _)m
北村想という名前も今回初めて知ったくらいですから、その世界もイメージできていませんでした。
乱歩の世界は別の方面からだったら大丈夫かなぁ。
だと思えば、それなりに楽しめます。
難を申せばキリもなく、乱歩の世界にこだわれば、イメージ通りな懐かしい世界ですね。
意外な新解釈で、”驚き”をもって北村想を見直すのもたのしかも知れません。
お遊びなのですから・・・。
香港映画の「恋する惑星」や「天使の涙」などは見ました。
恋する~はまだ日本であまり知られていない時代のもので、他の役者目当てで見ましたが自分の中でBEST3に入る映画だと~今でも思っています。