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伝統芸能関係のお正月特別番組の事前チェックが全くもって不十分で、昨日は見逃してしまった。今日の「新春桧舞台」は「日本の伝統芸能」シリーズを録画したビデオテープの残りにしっかり録画しながら観た。
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1.高麗屋父子の「連獅子」(昨年11月歌舞伎座)
11月歌舞伎座はさぼったが、この演目はちょっと観たかったので嬉しい。歌舞伎初心者の私は「連獅子」を通して観るのは実はこれが初見。河竹黙阿弥作だったのね。
狂言師右近と左近による親子の獅子の話からつなぎの天竺の清涼山(?)をめざす2人の僧のやりとり、その山にいる獅子が現れるという流れからできていることもわかった。
幸四郎は踊りの動きはイマイチだったが、谷底へ落とした子獅子がなかなか登ってこないところで気をもむところの芝居がよかった。染五郎は踊りは父よりも上手いのではかしら。若いというのもあるが、きびきびしていて小気味がいい。最後の獅子の毛振りが紅白で揃っているのもとてもよかった。以前、この場面だけTVで他の演者で観たが、やはり揃っている方がよりいいなと私は思う。リズムは揃っているけれど染五郎の方が動きのメリハリが効いているのも若さを感じさせてよかった。
玉太郎と信二郎の2人の僧のやりとりも口跡がいいので内容がよくわかってよかった。2つの宗派のどちらが優れているかの言い合いになるのだが、一遍上人の「ナムダ(ナンマイダ)」と日蓮上人の「レンゲイキョウ(南無妙法蓮華教)」、鉦と太鼓のやりあいの中でお互いの題目を取り違えて一緒に踊りだし、獅子の気配に一緒になって逃げる。宗派の争いへの皮肉やそれも乗り越えられるという内容に黙阿弥の人間性が滲み出ているような気がした。
次に舞台で「連獅子」を観る時のいい勉強になった。
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真ん中の琴の演奏と長唄は録画をとめる。だってテープの残り少ないんだもの。
2.住太夫の「壺坂観音霊験記」
住太夫も初見の私。盲目の沢市と妻のお里の話で歌舞伎の入門書で筋は知っていたが、す、素晴らしい!なんて聞き取りやすく情感のこもった義太夫なんだろう。これはナマで観にいかなくてはなるまい。2月の国立小劇場の文楽に是非行きたいものだ。
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ここでNHKにお願いがある。義太夫には全部字幕がついていたが、「連獅子」は長唄部分だけしか字幕が出なかった。演者が出ている時のバックの長唄も聞き取れないので是非字幕をTV画面に出してほしい。邪魔になるということならサイドにでも。まあ資料をさがしてはめ込むのが大変なのだろうけれど...。
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夜は「新春初芝居中継」があるし、忙しいな。深夜はNHK総合TVで「ブロードウェイの100年」(ナビゲーターは市村正親)の二回目だ。昨晩の一回目を見逃したが、ももんがさんからのコメントで気がついた。ありがとうm(_ _)m
昼のTBSの蜷川幸雄と鈴木杏の「シェイクスピア紀行」も途中からしか観ることができなかったし、年末だけはTVガイド雑誌をケチらずに買うことにしよう。
そして明日はいよいよ歌舞伎座の坂田藤十郎襲名披露昼の部で今年の初観劇だ。「曽根崎心中」が楽しみなようでこわいようで...。
写真はネット通販で買える連獅子人形の写真。
初舞台の虎之助くんが健気でかわいらしかく、そしてセリフもはっきりしててとてもよかったです。
文楽…玉男さんがお元気なうちに見に行きたいのですが、絶対寝てしまいそうでなかなか手が出せないでいます。
では、今年もよろしくお願いしまーす。
★南郷力丸さま
昨年9月に文楽デビューしました。超初心者ですが、今度は住太夫さんを2月の国立小劇場の文楽でなんとか聞けるといいなと思っております。
★うさ吉さま
こちらこそ今年もよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
国立小劇場には電光掲示板で字幕が出るようになったということで、私はそれを追いながら義太夫を聞くと意味がわかりやすかったです。床本のミニ版が筋書きについているのですがそれをめくる音がしなくなったのだそうです。その電光掲示板と人形の動きの両方を見るのにけっこう忙しくて寝る暇がなかったです。
さらに貧乏根性のせいでチケット代のもとをとろうと頑張るもんですから、茶色の小瓶が観劇の友という余裕のない観劇スタイルで優雅さとはほど遠い私です(笑)
教育TVで今晩の歌舞伎座初日の夜の部から「伽羅先代萩」をナマ中継していてしっかり観ていました。一昨年に菊五郎さんで観たのを思い出しながら観てました。毎年おなじみの夜7時からの「初芝居生中継」です。
でも松竹座の仁左・玉の方が本当は観たかったけど、基本的に遠征はしないのでちょっとでもTVで観ることができて幸せでした。澤潟屋の段治郎、猿弥、笑三郎、春猿も頑張っててよかったよかった。
昨年はお目にかかれてうれしかったです。
お正月は結構舞台中継とか録画とかありますよね。松竹座をもっと観たかったというのが、希望でした。浅草と同じ演目でも随分違うでしょうね。どちらが良いと比較にならないけど、若い人たちは一生懸命演じる姿が美しいし、ベテランは円熟の芸を堪能できるし、どちらも観る価値ありだと思います。浅草は13日夜に行く予定です。
浅草は今年はパスし、その分国立に行く予定です。ミュージカルの『ベガーズ・オペラ』も2回入っているので余裕がないのです~。
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
ブログのデザインがすっきりとよみやすくなりましたね(^^)デザイン更新作業、大変だったと思うのですが、おつかれさまでした。
これからも、楽しいレポート、心待ちにしております。
新年は伝統芸能関係の番組が多いですよね。我が家は年末年始は何かと行事が多いので、ビデオ録画して後で・・・というのがパターンですんで、追いつきません・・・^^;。高麗屋さんの連獅子は、ちょっと見ましたよー。
で、おすすめは年末年始の番組表の雑誌ですよ。私は毎年、これでチェックです。早いですが、来年はぜひこれでチェックしてみては?!
私は、国立に行ってかなりのほろ酔い気分観劇しておりました。
2日は私も、実家にて「連獅子」を見ていました。劇場でみた時にはついつい染五郎に目がいってましたが、TVでは幸四郎さんをと見方が違って面白かったです。
今年もよろしくお願いいたします。
やっぱり染五郎、踊りはたいしたものですね。切れはいいし、すっきり形はいいし。
目の保養をさせてもらいました。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。