ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

12/10/31 なんで日本でHappy Halloween!?

2012-10-31 23:59:39 | つれづれなるままに

11/1はキリスト教の万聖節(あらゆる聖人を記念する祝日)で、その前夜祭が「ハロウィン」ということだが、どうもキリスト教的な雰囲気でないお祭りという印象をもっていた。
娘が小学生時代に英会話教室に通わせていたが、そこでジャックランタンをつくってきた。夜になって中に灯したローソクの火で本当にお化けかぼちゃという感じを実感したが、それが我が家に本格的にハロウィンが押し寄せた最初だった(そのまま放置していたら、中からゴキブリが出てきてびっくりした覚えがある)。
10年くらい前から東京ディズニーランドでハロウィンのイベントとして恒例化し、カボチャや仮装キャラのデザインのグッズがお土産として持ち帰られてきた。

今年からキリスト教系の大学に通い出した娘が、「学校でジャックランタンつくったよ」と言って携帯で撮った写真を見せてくれたのが冒頭の写真。
それより驚いたのは、学校でハロウィンのお菓子を友達に配るから、それにいいようなお菓子を買いに行くと言い出した時だ。最近の大学は小学校みたいな雰囲気なんだろうか・・・・・・。

ロフトに買いに行くとか言っていたが、結局近くのスーパーでキノコの山とかの大袋に小さい袋がたくさん入ったのを買って持って行った。そして「Happy Halloween!」と言いながらお菓子をあげると、「Trick or treat」と返事してくれるんだとのこと。
それって、逆じゃないの?子どもじゃないから自分からはお菓子くれって言わないからそうなるのかな?

そこであらためてネット検索してみたら、やっぱり起源はケルト人の1年の終わる日に出てくる霊やお化けから身を守るというような死者の祭りで、それがキリスト教圏内の文化と融合していったらしい。
Wikipediaの「ハロウィン」の項はこちら
こちらの情報もわかりやすい。

プロテスタント諸国ではカトリック教会の祝日である諸聖人の日が廃れていったため、お祭りのハロウィンだけが残され、人々の親睦イベントのようになっているらしい。日本やドイツではアメリカの大衆文化として受け入れられて広まってきたとのことだが、多分に商業主義的に力が入ったということだろう。
9月~10月のハロウィン商戦ともいえる状況は、楽しそうではあるが、よくよく考えるとクリスマスよりももっと軽々しく騒がしくて白々しい。他愛なく楽しそうというのが曲者だ。
商売というのは、小売業などでは「52週マーチャンダイジング」などとも言われるように、1年=52週週ごとにテーマをはっきりさせた販売作戦をとるということになっていて、日本の従来の季節行事がなければ、外国の行事でもなんでもうまくとりこんでしまおうということになっている。バレンタインデーだ、ホワイトデーだと踊らされ、ハロウィンもここ10年ちょっとで定着してきてしまった。
日本の伝統的な季節のくらしや行事はないがしろになっていないか気になってしまう。

下の写真は、10/14に歌舞伎観劇の終演後に行った「マザーリーフ」のキャラメルとカボチャのハロウィンワッフル。

また、下の写真は職場のビルのレストランのバイキングランチで登場したチョコレートファウンテン。平日には出てこない装置なのだが、ハロウィンメニューで登場し、初体験してしまった。木のフォークにバナナを刺してチョコレートをまぶす。最後にとっておいたらチョコが固まって食べづらかった。つけてすぐに食べないとダメなのね。
踊らされまいと思いながらも、おもしろそうだとついつい手を出してしまう。悩ましいなぁ(^^ゞ

そうそう、娘はハロウィン休みと学園祭が続くので1週間も授業がないとか。父親にそう言ったら、「高い授業料とるんだからしっかり授業やってくれよ」とぼやいていた。というか、授業がある日に勝手に自主休講しないという方が大事なんだけどなぁと、私はそっちをぼやきたい・・・・・・。


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2 コメント

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ハロウィン (paru)
2012-11-22 15:20:29
キリスト教のものだろうなぁと思っていたのですが、商売になってるし調べた事もなかったです。
ここで初めて知りました(笑)
ぼちぼちゆるーくブログ再開しました。
★paruさま (ぴかちゅう)
2012-11-28 23:39:13
返事が遅くなって恐縮ですm(_ _)m
私も「ハロウィン」について初めてしっかり調べました。ヨーロッパもひとくくりにはできないってまたまた痛感させられました。
何事もしっかり勉強することが大事ですよね(^_^)

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