ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

10/04/28 ついに歌舞伎座本興行最後の日!

2010-04-29 02:59:45 | 観劇

勘三郎襲名披露興行から本格化した私の歌舞伎座通いも本日をもってピリオドが打たれる。雨の日も雪の日も嵐の日も通ったなぁと思い出す。
歌舞伎会にも入って財布と相談しながらの制限つきで、ほとんど3階席ではあったが毎月観るようにしてきたため、一般会員→特別会員→ゴールド会員と昇格してきた。歌舞伎座さよなら公演については全公演を制覇することにして、相当気合を入れてきた。義太夫狂言を深めるために文楽にも通うようになり、人形の芝居と役者の芝居のそれぞれの面白さもわかって両方楽しんでいる。宝塚から始まった観劇ライフもここまで到達したかと感慨深い。

おかげさまで苦手な役者がいないので苦にもならない。やはり子どもの頃からの修練を積んだ役者ぞろいだし、研修所出身者も熱心な役者が揃っているし、子役から人間国宝級の役者まで揃っていて、安心して芝居を観ていられるのが有難い。
昔のようにどんな下手な芝居をする若手でも長い目で観てあげようという気持ちの余裕がないので、観なくなってしまった分野の舞台もある。同じ人間でもその時その時の状態で楽しめる舞台が変わっていくということだろう。

さて、さすがに御名残と銘打った3月4月の歌舞伎座のチケットとりは大変だった。いつもはチケットウェブ松竹の携帯サイトからとることが多いのだが、2月もけっこう大変だったので、3月から午前中の半休をとって自宅のPCで早めのログインで頑張った。
4月には娘のPCまで動員して娘の方でとれた。ゴールド会員先行予約日に各部2枚ずつしかとれないプラチナチケットということで、第二部は玲小姐さんと第三部はsakuramaruさんとご一緒する予定だったが、第一部は未定でとりあえず2枚とった。やはりご褒美ということもあり、娘と一緒に観た次第。

そしていよいよ歌舞伎座本興行最後の日、千穐楽の第三部。ウイークデイで仕事帰りに行くつもりだったが、土曜日に一部二部を観て、翌日も早起きしてという強行軍に更年期の私はさすがにグロッキーし、一日休みをとってしまって昼まで寝て、お昼のTVニュースで「歌舞伎座最後の日」の取材報道で徹夜行列組や第一部を観て出てきた観客へのインタビューが流れているのを見ながら、ブログも書いていた。

前の晩からマイミクさんの行列レポなども見ていたし、どんどん実感が高まっていて、本当は早く出てデジカメであちこち撮影しようなどとも思っていたが、雨模様の天気で身体の動きがなかなかテンポアップしない。
昼夜逆転で寝ている娘の分も御飯をつくって私だけ食べて出かける。結局ギリギリになってデジカメも忘れてしまった。けっこう悔しいが仕方がない。携帯で頑張ろうということに。

開演直前のロビーには役者の奥様集団もたくさんいたし、奮発した一階二等席上手2列目に着席するとその通路の右端と左端にはTVカメラが林立。
客席の熱気が立ち上る中、大勢の大向こうさんの声もかかり、歌舞伎座全体が昂揚した雰囲気の中で過ごすという一生に一度の体験となった。

30日の歌舞伎座閉場式があるためにカウントダウン時計はあと3日の表示になっている。夜10時近くに終演した後の食事のあとで戻って撮ったために真っ暗闇に電光掲示板が浮き上がった真っ黒の写真になってしまった。開演前に撮ればよかった(^^ゞ
ブログのお仲間やマイミクさんもたくさんいらしていたと思うが、あまりの大混雑に見つける余裕もなかった。
さちぎくさんとsakuramaruさんと終演後にデニーズへ。楽しいおしゃべりにあっという間に11時半になり解散。有難うございますm(_ _)m
ひとり歌舞伎座前に戻って撮影し、東銀座から上野乗換えで帰宅。京浜東北線がなぜか遅れていて帰宅したら夜中の1時半を回っていた。

30日の歌舞伎座閉場式のチケットはゴールド会員先行もなく、会員と一般の2日間の前売りだった。
携帯で頑張ってアクセスしたが、いつものような「ただ今、大変こみあっております。恐れ入りますが、しばらく後に再度ご入店ください」表示ではなかった。さらに凄い表示の「応答が得られませんでした。しばらくたってからもう一度操作してください」が画面に出る。
チケットウェブ松竹のキャパオーバー状態になっていたようだ。

まぁ、儀式中心の企画だろうし、歌舞伎座通いも浅い私なので、もっと長く愛された皆さんに参加していただくのが筋だと思うのであっさりあきらめた。
ブログ仲間の皆さんでチケットGETされた方もいらっしゃるので、レポアップを楽しみにさせていただくことにしよう。

次は第二部で残っている「三人吉三」の感想をアップ。


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