ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

12/04/01 遺品整理業者で生前の片づけ作業決定・・・これホントの話

2012-04-01 14:57:17 | 医療・介護・福祉など

実家の一戸建てに鼠の来襲第3波がやってきた。第1波は近所の古いアパートが取り壊された時で第2波は米屋が廃業した時。そして今回は近所の一人暮らしの男性が亡くなって無人の家ができたせいだと思われる。鼠は少しでもエサが食べやすい条件を選んで家移りするようだ。

その都度、鼠取りをしかけたり、殺鼠剤を置いたりして撃退してきた。第2波は父が亡くなってからだったが、玄関の上がり框と作り付けの下駄箱の下のコンクリートに穴があいて鼠の出入り口になっていたのを、名古屋から妹1とそのツレアイがやってきた時にふさいでくれた。ホームセンターで煉瓦をたくさん買ってきて、びっしりと積み上げたため出入りできなくなって鼠は出なくなっていた。

そして第3波。天井に走り回る音がうるさいという母の訴えに、屋根裏収納につながる折り畳みの階段をおろして上に登って覗いてみると・・・・・。落し物だらけになっていて、屋根裏収納にあった生地の反物も齧られている!

昔、実家が洋品店をやっていて店をたたんだ時の物がいろいろあるし、母の実家がよろず屋をやっていたのを撤退した時に処分しきれなかった荷物も運び上げてしまってもいる。戦前派の両親は、物のない時代を経験しているため、せっかく手に入れた物を捨てるには相当な思い切りが必要だった。家を建て替えるために仮住まいしたアパートも荷物のために2軒分借りたくらいで、それをそのまま新しい家に運び込んでから20数年。
「断捨離」などという考え方には相容れず、父が亡くなった直後に娘たちが頑張って片づけをして、捨てるようにくくっておいたものも娘がいなくなれば、元の引き出しに収納されてしまったくらいだった。次に来た妹たちが賽の河原に石を積むような消耗感にとらわれてしまい、ここ暫くはほうっておかれたというのがここしばらくの実態。

片付けには一番関わりの少なかった私が、今回は決断!屋根裏収納スペースは鼠のエサをなくすため、業者さんを入れて片付けるように母を説得。善は急げだ!!
葬儀も墓石づくりもお願いした生協のサービス部門で遺品整理業者と提携したという情報を得ていたので、生前ではあるが片づけをお願いできないかを打診し、OKを確認。3/25に見積もりにきていただくことにして、GWの前半に片付ける計画をたてた。ところがそれを伝えた途端、5/5に予定する父の納骨前に業者の片づけ作業を入れることに母が猛反発して激昂して泣かれた。

それをなだめすかして説得するのに、電話をしたり、実家に顔を出して手伝ったりしてこの1ヵ月はかなりのエネルギーを要した。物を捨てるという決断を一人でするのが大変なので一緒に判断してほしいと言われ、見積もり前、見積もり日と2日も通ってしまった。

その間、一人で屋根裏収納スペースに上がるのは怖いと言っていた母だったが、意地でも納得するまでやってやると明言し、先に何回か上がって少しずつ確認していたのを最後に一緒に屋根裏に上がって確認。この間、タレント山口美江さんの孤立死の報道にも触発され、死んだ後にこんなものを貯めこんでいたのかとあきれられないようにしなくちゃという発想転換をしたらしい。また、足が弱って主な生活スペースが二階にあることがつらくなっているので、一階を改装して生活スペースを移すということも本格的に検討し始め、そのためにも業者さんに何回かに分けて片付けてもらおうかという気にもなったようだった。

映画『アントキノイノチ』で主人公たちが働いていた遺品整理業者のモデルになっていたキーパーズさんでお願いするのだが、見積もりにやってきた担当者の方が若くて感じがよかったので、母もすっかり乗り気になり(スマップや嵐、EXILEが大好きなくらいだからねぇ)、「今回よかったら第二弾、第三弾もお願いしたい」と自分から言っていた(^^ゞ

冒頭の写真は、私が中学3年時の美術で制作した瓢箪型の花器。今回の片づけの中で見覚えのある箱を見つけ、案の定その花器が中にあったので引き取ってきた。焼き物用粘土で形をつくるまでが私の仕事で、学校でまとめて業者さんに出して釉をかけて焼いてもらったもの。娘に見せて、私の30数年前の作品だと言ったら驚いていた。新品かと思ったらしいが、保管状態がよかったからねぇ(苦笑)

4/29に実家の業者による片付け、5/5には父の納骨と、今年のGWで2つ大仕事を終える予定。それとまず明日は娘の大学の入学式で、仕事を休んで行ってきます!


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3 コメント

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 (paru)
2012-04-02 19:04:05
年寄りは包装紙などから溜めてますからね(^_^;)
うちの母もそこまで多くないですが、祖父母の遺品などは手伝ってもらわないと決められないと言っていました。
猫もいるので簡単に行けないので困ります。
孫はいないから、分けても将来は全部捨てることになるのですけどねぇ。
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★paruさま (ぴかちゅう)
2012-04-02 19:41:58
実家の母にだけ「捨てろ、捨てろ」というのはやっぱりまずいので、私も少しずつ我が家の物の処分をすすめることにしました。
まず、あってもまず見ないと思う自分で録画したビデオテープを全部捨てました。昔々の上司が映画が好きで定年後にゆっくり見ようと録画したテープがいっぱいあると言っていた記憶が蘇りましたが、彼はどうしたのだろうと思ってみたりします。そう、時が移れば技術が大きく変化するということに思いが至らないのは私だけではなかったからまぁいいかと、自己嫌悪に陥ることをふせぐのに役立つ記憶です(笑)
気力体力があるうちにどんどん物を減らさないと、私の方がこんなものを遺してと言われかねないと思うので、少し拍車をかけようとしています。
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画像 (paru)
2012-04-03 13:59:47
ビデオをDVDにダビングできるデッキを買いました。
高いものでもなかったので、ダビングが終わったらオークションにでも出そうかなというくらいです。
オーディオマニアではありませんが、地デジの時代、ビデオからダビングしたものを改めて見ると画質にガッカリしました。
映画などはBlu-rayで新しく買った方がいいかもしれません(^_^;)
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