3/10両国・深川散策企画(1)ちゃんこ鍋ランチ、回向院詣での記事はこちら
地下鉄大江戸線を門前仲町駅で下車し、構内の案内板通りに地上に出ると商店街が並ぶ参道に出る。なるほど、いきなり深川不動尊や富岡八幡宮に近いところに出ないで参道を楽しませるということかと納得(笑)
Wikipediaの「成田山東京別院深川不動堂」はこちら
深川不動堂の境内に入ると、やたらに華々しいし、透明なアクリル樹脂の棒を使った新しい手水鉢にもびっくり。正面のお堂の左隣には斬新なお堂が新築されていて、一行6人はもうびっくり。手水鉢の隣にはお願いごとを書いた紙を龍神様のお水の中に入れると溶けているのにも感心しきり。最新技術じゃないか!
今年が開創310年ということで昨年建立された新本堂にご本尊を移し、旧本堂に新しく大きな不動尊像をつくって「おねがい不動尊」とし、簡単なお参りはそこを外から拝むだけでもよいようになっているようだ。混んでもいないし、時間もあったので立派な新本堂の参拝もすることにし、靴を脱いで入っていくと、エレベーターまでついていて4階までお参りができるようになっている。これならお年寄りにもラクラクお参りできるとこれまた感心至極。
「深川不動堂」の公式サイトはこちら
(境内に入った時、ちょうど4~5人の僧侶たちが東日本大震災の義援金を呼びかけていたので協力させていただいたが、このサイトに義援金御礼と翌日の東日本大震災1周忌期追悼法要が行われたことも報告されていた。)
元禄年間、江戸で不動尊信仰が広まり(歌舞伎の市川團十郎人気もあったという)、元禄16年=1703年4月に初の江戸でのご本尊の出張開帳(江戸出開帳)があり、これが深川不動堂の起こりだとのこと。
新本堂の不動尊への護摩祈祷の場所は階段状に座れるようになっているのも親切。ちょうど御祈祷の後だったようで、作務衣の若い僧侶が祈祷の道具を磨きあげていた。
十二支守り本尊や四国八十八ヶ所巡拝所まであって、そのそれぞれに賽銭入れが設置されているのもすごい。悪いところに一枚300円の金箔紙を貼り付けて平癒を願う仏像もある。小金もいくらでも納められる設備をつくっているところがさすがといえよう。
また、家名を入れて奉納する不動明王、吊灯籠、透明なアクリル樹脂の五輪塔なども大きさによって価格はさまざまに用意されているようで、あまりの集金能力の高さにいちいち驚き感心。施設のあちこちに僧侶の姿を見かけたが、この人数もこれでこそ支えられるのだろうなぁと納得させられた。
定価50円の『深川不動尊だより』のバックナンバー(昨年12/28付け)をいただいてきたのを読んで、新本堂の外壁の梵字模様はお不動様の真言を連ねたものだとあった。さらに、おねがい不動尊を樹齢700年の楠から彫り出し、その御用材で作られたお守りも限定で発売されているとあった。御用材がなくなり次第終了だとのことだが、そう書かれるとなんとなく欲しくなってしまった。まぁだからと言ってそれだけをまた買いに行くのも面倒なので、まぁ我慢ということで(笑)