Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

2003年 セカンド・ラインの銘器=ベヒシュタインアカデミー160 登場(No.2607)

2022-11-01 23:09:07 | グランドピアノの買い方・選び方
外国で1次製造して、仕上げを自国工場で実行=セカンド・ライン である。実はピアノ製造セカンド・ラインは極めて新しい製造手法である。(あさりのセカンド・ラインについては知らない)

ベヒシュタインアカデミー を2003年にセカンド・ラインとして立ち上げたベヒシュタインが世界初


まだ20年経過していない。一旦、中国ハイルン社で1次製造し、ドイツまで移送し最終組立てする。移動費が発生するが、人件費廉い中国で1次製造すると廉くなる、を発見し実行した。結果

ベヒシュタイン・アカデミー160 がスタインウェイS(155)の半額で発売


となった。これは「ヨーロピアンピアノ好き」に受け入れられた。展示情報 - ベヒシュタインジャパン公式サイト,展示情報 - ベヒシュタインジャパン公式サイト をご覧頂くと、ベヒシュタイン・アカデミー160 がいかに売れているかが判る。ベヒシュタイン・アカデミーは猫足が良く売れる、が1つの特徴。リム はドイツブナ。ベヒシュタイン アカデミー - ベヒシュタインジャパン公式サイト

  1. リム はドイツブナ
  2. ヨーロッパスプルース1層響板
  3. レンナーアクション
  4. ベヒシュタインハンマーヘッド

セカンド・ラインの銘器=ベヒシュタインアカデミー160 である。ちなみに、ハイルン社だけでなく、「レンナー社が中国に支店」を出すことにもなった。この後2017年まで、取引先は「ベヒシュタイン・アカデミーブランドだけ」を続けたが、見事に継続した! 「売れた」からである。


中国ハイルン社は、リムと響板を結び付ける技術を2003年に有していた。これが廉く作ることが出来た要因である。




「セカンド・ライン&サード・ラインの上限 = ベヒシュタインアカデミー160」と同時に「セカンド・ライン&サード・ラインの下限 = ウェンドル&ラング151」も製造販売したのも中国ハイルン社。

  1. リム はメイプル
  2. 多分ロシアシベリアスプルースの積層響板
  3. ハイルンアクション
  4. アンダーフェルト入りハンマー

リム素材は各社で意見が分かれるだろうが、響板・アクション・ハンマー は大差。現価格が4倍以上の差。この価格範囲内で、セカンド・ライン&サード・ラインは戦い続けるのだ。下限だけでは無いのだ!
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