Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

作曲家シューベルトは『何』を目指していたのか?(No.2321)

2013-08-10 23:59:27 | 作曲家・シューベルト(1797-1828

作曲家シューベルトは『何』を目指していたのか?


 本日号では、この命題を突き詰める。


 21世紀の現在から見ると、「作曲家 = 作曲だけして生活している人」に見える。ヴォーカルを兼務している人は 特別に「シンガーソングライター」と呼ぶほどだ。
 だが、「ベートーヴェン以前の作曲家」は全く違う様相を呈していた。

  1. 王や貴族の楽団長(または副楽団長)になる。または援助を受ける。 --- スカルラッティ、バッハ、ハイドン前半生、モーツァルト、ベートーヴェン など


  2. 教会付き音楽家になる --- ヴィヴァルディ など


  3. オペラハウス専属作曲家になる --- ロッシーニ など


  4. 演奏家になる --- モーツァルト、ベートーヴェン、パガニーニ など



  1つに限定する必要は無いのだが、上記4つのどれか1つ以上に属していた。


演奏もしなければ、組織にも属さない「純粋作曲家」の世界初はシューベルト


である。シューベルト の後に、シューマン、ブルックナー、ブラームス、ドヴォルザーク などが続く。

 シューベルト も当初から、「組織に属さない世界初の作曲家」を目指していたワケではないようだ。
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