パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(7)

2012-10-14 | ビートルズ
それぞれが、持ち寄った曲、あるいはその断片を元にセッションが始められ、その作者の意向のままにレコーディングが進められる。ほかのメンバーには協力や参加を求めるよりも、自分の意向に即した演奏を要求する。
ポールとジョージの対立もそうしたことに起因したものでした。もっともジョージはメンバーの説得によりグループに復帰します。同時にレイ・チャールズの公演で見かけた、オルガン奏者のビリー・プレストンに声をかけ、セッションへの参加を誘います。ビリー・プレストンは、かつてハンブルグ時代、リトル・リチャードのバックを務めていたことから、ビートルズのメンバーには懐かしい人物でした。ビリー・プレストンの参加を得て、セッションははかどり、新曲が次々に生まれていきます。
そして、ライブを実現するという当初の目標は、彼らの本拠、アップレコードの屋上にステージを設置し、それを実現させます。そしてレコーディングされた作品の中から、「ゲット・バック」がニューシングルとして発表されました。

「ゲット・バック(Get Back)」

ゲットバックはイギリスアメリカそして日本でもヒットし、その内実と裏腹にビートルズの健在を示す作品となります。しかし、その後が続きませんでした。
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